モノレール浜松町駅の改築が本格化…交通結節機能強化へ 2029年12月竣工予定

東京モノレール
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  • 防災機能の強化も図られるモノレール浜松町駅新駅舎のイメージ。
  • 新駅舎3階に設けられる歩行者広場のイメージ。同じ3階で繋がるJR浜松町駅や、1階の地下鉄、バス、タクシー乗り場との往来がスムーズになり、交通結節点としての機能強化が図られるほか、竹芝・芝浦地区などとの歩行者ネットワークも形成される効果がある。
  • 新駅舎の構内イメージ。複線に対応した2面2線となる模様。
  • 現在(上)と改築後(下)の動線比較。
  • A街区の再開発位置
  • A街区の再開発位置
  • 浜松町に進入する東京モノレール

モノレール浜松町駅(東京都港区)と羽田空港第2ターミナル駅(東京都大田区)を結ぶ東京モノレールは10月22日、モノレール浜松町駅の改築工事に本格着手すると発表した。

これは、2013年3月に決定した都市計画で、東京モノレール、JR東日本、世界貿易センタービルディング、鹿島建設が進めている「都市再生特別地区(浜松町二丁目4地区)」の一環として行なわれるもの。

この計画では、JR浜松町駅の西側をA・B・Cの3街区に分けて再開発。A街区では1970年に竣工した世界貿易センタービルが2021年6月に閉館しており、解体後は高さ235m、地上46階建ての超高層新ビルが建設される。

一方、世界貿易センタービルの東側に隣接するモノレール浜松町駅については、1964年の開業以来、単線での乗入れが続いており、構内は乗車用と降車用のホーム各1面のみのため、激増する輸送量に対応できなくなっていた。

そこで改築により2階と3階に分かれている改札口を3階に集約。3階には歩行者広場を設け、1階にあるバス、タクシー、地下鉄乗り場との往来をエスカレーターや階段を通してスムーズに行なえる新たな縦動線を「ステーションコア」として整備することで、乗換利便性の向上や交通結節点としての機能向上を図るとしている。

新駅舎の工期は8年3カ月で、2029年12月に竣工する予定。

<おわび> 当初、複線化の予定としましたが、今回の発表に複線化の計画は含まれていません。訂正して再出力いたします。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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