ドゥカティ、『ムルティストラーダV2』発表…113馬力2気筒エンジン搭載

ムルティストラーダ950の後継モデル

排気量937ccの「テスタストレッタ11°」エンジンの最新版

乾燥重量は199kgと従来型に対して5kg軽量化

ドゥカティ(Ducati)は9月30日、「ドゥカティワールドプレミア2022」において、新型モーターサイクルの『ムルティストラーダV2』を発表した。

ムルティストラーダ950の後継モデル

ムルティストラーダV2は、『ムルティストラーダ950』の後継モデルだ。ムルティストラーダV2は、『ムルティストラーダV4』の下に位置する「ムルティストラーダ」シリーズの入門モデルになる。

ムルティストラーダV2は、あらゆるルートを楽しむための理想的なモーターサイクルを目指して開発された。日常ユースや市街地走行にも対応できる多用途性を実現しているだけでなく、ドゥカティならではのスポーティなキャラクターと紛れもないスタイルを備えている、と自負する。

ムルティストラーダV2の開発における主な焦点は、エルゴノミクス、軽量化、エンジンの改良、継続的改善の哲学に従った一連のアップグレードに当てられた。バイクの両サイドには、モーターサイクルの名称を示す新しいグラフィックが採用され、エレガントでスポーティなエクステリアを追求している。

排気量937ccの「テスタストレッタ11°」エンジンの最新版

ムルティストラーダV2には、排気量937ccの「テスタストレッタ11°」エンジンの最新バージョンを搭載する。さまざまなモデルに搭載され、高い評価を得ているこのL型2気筒ガソリンエンジンには、「デスモドロミック」バルブ駆動システムを採用し、最大出力113ps/9000rpm、最大トルク9.6kgm/6750rpmを引き出す。ユーロ5規制に適合したこのユニットは、優れたパフォーマンスとあらゆる回転域で扱いやすいパワーデリバリーを融合しているという。

このエンジンには、熟成が図られたエレクトロニクスパッケージを組み合わせる。これにより、さらに洗練されたモーターサイクルへと進化を遂げ、ドゥカティのツアラーモデルの世界へ入るための最適なエントリーモデルに仕上がった、と自負する。

ムルティストラーダV2では、ギアボックスとクラッチの構造が見直されたことにより、重量が削減されると同時に、シフトチェンジがスムーズになり、精度が向上し、ニュートラルも出しやすくなっているという。優れた堅牢性を備えたテスタストレッタ11°エンジンは、メンテナンス間隔が延長され、オイル交換は1万5000km毎、バルブクリアランス点検・調整は3万km毎とした。

乾燥重量は199kgと従来型に対して5kg軽量化

新しいエンジンとコンポーネントにより、従来型のムルティストラーダ950と比較して、重量が5kg軽量化された。乾燥重量は199kg(Sバージョンは202kg)。エンジン単体の重量は、約2kg削減されている。

最新世代のライディング・アシスタンス・システムは、過度に反応することなく、効果的にライダーをサポートし、あらゆるコンディションで安全性と快適性を追求した。シート高は830mmに設定され、シート形状を再設計したことで、シート幅が狭くコンパクトになり、1790mmのインシーム長により、足つき性を改善させたという。

19インチのフロントホイールは、スムーズで快適な乗り心地を実現すると同時に、適切なレベルのレスポンスと精度をもたらす。Sバージョンにセミアクティブ・サスペンション・システムの「ドゥカティ・スカイフック・サスペンションEVO」を標準装備したことにより、市街地走行にも適するモーターサイクルとした。この電子制御式サスペンションは、路面の凸凹をスムーズに吸収し、常に最適なセットアップを実現することで、安全性と快適性を向上させる、としている。

《森脇稔》

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