メルセデスベンツは7月23日、小型商用車の『シタン』(Mercedes-Benz Citan)の新型と、そのEV版の『eシタン』を8月25日、初公開すると発表した。
現行シタンは2012年4月、メルセデスベンツのLCV(軽商用車)として誕生した。メルセデスベンツを擁するダイムラーとルノーの提携効果を生かし、ルノーのLCV、『カングー』をベースに開発されたのが、シタンとなる。
シタンとカングーとの違いは、フロントマスクだ。スリーポインテッドスターを配したグリルやヘッドランプは、シタンの専用デザインとなっており、メルセデスベンツ車の一員との主張を明確にした。ラインナップは、カングーに準じる。ホイールベースや全長の違いによって、「コンパクト」、「ロング」、「エクストラロング」の3タイプを設定した。ボディの種類はパネルバンを基本に、商用ユースに対応した各種モデルを用意する。また、乗用ミニバンの『シタン ツアラー』もラインナップした。
このシタンの新型が、8月25日に初公開される予定だ。新型も、ルノー日産三菱アライアンスとの協業によって開発され、ひと目でメルセデスベンツと識別できる車になるという。また、新型に初設定されるEV版が、eシタンを名乗る。
なお、メルセデスベンツは、新型シタンのティザー写真を1点、配信している。