MVアグスタジャパンは7月7日、ネオクラシック・レトロレーサーの『スーペルヴェローチェ』シリーズのうち、「スーペルヴェローチェS」の2021年モデルを発表した。欧州の排ガス規制「EURO5」に対応している。 スーペルヴェローチェの標準タイプ「スーペルヴェローチェ800」と比較して、動力性能は変わらないものの、メタリックホワイトの白いボディ、アラカンターラシート、スポークホイールを装備したスペシャル仕様がスーペルヴェローチェSだ。 レーシングキットが標準装備され、シングルシートテールフェアリングを含むブラウンのアルカンタラパッド、アロー社製3本出しエキゾースト、専用マッピングのECUが付属する。ただしレーシングキットを装備すると一般公道での走行はできなくなる。 2021年型では、シャーシ構造が、ねじれおよび縦方向の剛性を高めるためにアップグレードされた。3気筒エンジンは、特徴的な逆回転クランクシャフトといった基本的な構造は変わっていないが、リファインされている。最高出力は108kW(147HP)。 メーカー希望小売価格は330万円(消費税10%込み)、10月に発売予定だ。 ●エンジン 形式:4ストローク3気筒12バルブDOHC 総排気量:798cc 圧縮比:13.3対1 ボア×ストローク:79mm×54.3mm 最高出力:108kW(147hp)/1万3000rpm 最大トルク:88Nm(8.98kgm)/1万0100rpm ●ギア:6速 ●寸法 全長×全幅:2015mm×760mm ホイールベース:1380mm シート高 830mm ●乾燥重量:173kg ●タンク容量:16.5L