東名・大和トンネル 4車線化完成、渋滞解消へ---7月14日より運用開始

付加車線の設置状況
  • 付加車線の設置状況
  • 工事着手前の大和トンネル付近
  • 運用開始区間
  • 大和トンネルの横断図

NEXCO中日本は、東名高速・横浜町田インターチェンジ(IC)~海老名ジャンクション(JCT)間にある大和トンネルの拡幅工事が完成し、7月14日6時から大和トンネルを含む付加車線の一部運用(上り線約2.7km、下り線約1.8km)を開始する。

東名・横浜町田IC~海老名JCT間は、1日平均13万台が通行する日本屈指の重交通区間であることに加えて、アップダウンが多いことや大和トンネルによる速度低下などの影響で、渋滞が慢性化している。2019年のIC区間別・渋滞ワーストランキングでは、海老名JCT~横浜町田IC(上り線)がワースト1位、横浜町田IC~海老名JCT(下り線)がワースト4位となっている。

NEXCO中日本では、東名・横浜町田IC~海老名JCT間の渋滞対策として、付加車線設置事業(上り線約4.2km、下り線約4.5km)を進めている。今回、そのうち、大和トンネルの拡幅工事が完成し、7月14日6時から大和トンネルを含む付加車線の一部運用を開始。付加車線の設置により交通容量が増加することで、大和トンネル付近を先頭とした渋滞の緩和が期待される。

なお、大和トンネルより東京側の区間(上り線約1.5km、下り線約2.7km)については、一部箇所で工事着手に向けた協議を継続しており、今後、拡幅工事を進める予定。同区間の運用開始時期については、工程の見通しが立った段階であらためてアナウンスされる。

《纐纈敏也@DAYS》

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