半導体工場火災のルネサス、生産能力は88%まで復帰

ルネサス那珂工場(300mm製造ライン、資料)
  • ルネサス那珂工場(300mm製造ライン、資料)

ルネサスエレクトロニクスは、3月19日に火災事故が発生した、車載用半導体の主力生産拠点である那珂工場(茨城県ひたちなか市)について、火災発生前対比で88%の生産能力に復帰したと発表した。

3月19日、生産子会社であるルネサスセミコンダクタマニュファクチュアリングの那珂工場の300mmラインの一部工程で火災が発生。4月17日に生産を再開したN3棟は、5月末日時点で、火災発生前対比で88%の生産能力に復帰した。

火災により焼損した製造装置については、火災発生前の生産能力復帰に必要となる装置全ての調達が完了。その内、最後の1台としてCMP装置が5月27日に納入された。同社は6月中旬に装置の立ち上げを完了し、その後速やかに火災発生前対比で100%の生産能力に復帰することを目指す。

《纐纈敏也@DAYS》

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