国土交通省は5月31日、トラック輸送の省エネ化を推進するため、トラック事業者に対して車両動態管理システムの導入を支援すると発表した。
運輸部門でエネルギー消費量の約4割を占めるトラック輸送での省エネ取り組みが重要となっている。しかし、トラック事業者が単独で取りむには限界があるため、トラック事業者と荷主が連携して物流全体の効率化を図り、省エネ化を推進していく必要がある。
このため、国土交通省は「トラック輸送における省エネ化推進事業(車両動態管理システム等の導入支援による実証)」を実施し、トラック輸送での省エネ化を推進する。事業ではトラック事業者と荷主との連携を要件に、車両動態管理システム導入経費の一部を補助し、システムの活用による輸送の効率化を実証するもの。
補助するのは新技術を用いたサプライチェーン全体の輸送効率化推進事業と、スキャンツールなど、ビッグデータを活用した効率的で適切な自動車整備による使用過程車の省エネ性能維持推進事業。
公募期間は1次が6月14日から6月25日。