Kuo VANTELIN TEAM TOM’Sの中嶋一貴は海外レース参戦のため今回は欠場。その代役として、元F1ドライバーのジャン・アレジと女優でモデルの後藤久美子の息子、ジュリアーノ・アレジがスーパーフォーミュラのステアリングを握ることになった。今年は日本のレースに専念し、スーパーフォーミュラ・ライツとスーパーGTにフル参戦する予定だが、今回代役として国内トップフォーミュラにデビュー。
ジュリアーノはいきなりフリー走行から速さをみせ、予選ではQ3に進出して8番グリッドを獲得した。また昨年国際F2のシートを途中で失い、今年はフォーミュラでのレース予定がなかった松下信治がB-Max Racing Teamから参戦することが決まり、第2戦鈴鹿にはビッグネームが2人も登場することになった。
24日に行われた公式予選では#5 福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がポールポジションを獲得。開幕戦でポールトゥウィンを決めた#16 野尻智紀(TEAM MUGEN)は惜しくも2番手となった。以下#64 大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)、#20 平川亮(carenex TEAM IMPUL)、#6 笹原右京(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、#37 宮田莉朋(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)と続き、昨年のチャンピオン#1 山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)はQ2で苦戦し10番手に沈んだ。
決勝レースは30週。途中タイヤ交換が義務付けられている。ポールポジションの福住と2番グリッドの野尻は順当にスタートを決めたが、3番グリッドの大湯が大きくポジションを下げ14位に転落。平川、笹原が3-4位に繰り上がった。7番グリッドの#19 関口雄飛(carenex TEAM IMPUL)が5位に上がり笹原とバトル。一時関口が4位に上がる場面もあったが、笹原は抜き返し、その後関口との差を広げていった。