【柴犬ハルの気になるクルマ】マツダ ロードスター に乗って“チェアリング”体験をしてみた

ハルの飼い主が“チェアリング”を知ったのはつい最近のこと。なるほど椅子ひとつあれば、どこでも非日常が楽しめる…となれば、スグにでも実行に移せる。ならば…とマツダ『ロードスター』のトランクにコールマンの折り畳み椅子を載せ、早速、試してみることにした。

移動は最小限の距離で

もちろん“コロナ下(か)”だから、気ままにどこへでもドライブという訳にはいかない。なので、自宅からほんの数分、普段ハルとは散歩で歩いて行っている“近場の公園”を目指すことにした。

この“近場”にしたのにはもうひとつ理由があり、2シーターのロードスターは、万一エアバッグが作動する際には運転席と助手席の両方が展開する仕組みのよう。なのでマニュアルにも、お子様を乗せるときの注意事項の記載がある。いつも後席があるクルマがほとんどでハルを乗せるにも我が家では、基本的に後席を指定席にしている。が、2シーターのロードスターではそうはいかないから、今回は、あくまでも撮影のため、最小限の距離をいつも以上に慎重に移動することにした次第。

ルーフのない異次元空間が新鮮な様子

とはいえ“チェアリング”とともに、実はカレにとって初体験の“オープンカーのドライブ”をハルに味わわせることも目的のひとつだった。で、意外にもハルはソフトトップを下ろしたフルオープン状態に大興奮。シートに座らせるや否や「何これ!? どうして見上げると空が見えるの!?」と、上下、周囲をキョロキョロと見回し、写真の中にあるように「ワォ!」と喜んでいる様子だった。座らせただけでもルーフのない異次元空間が新鮮だったようだ。

飼い主は飼い主で、遡ること今から31年前、初代“NA型”のオーナーだったから、たとえ借り物の広報車でも、あの頃と変わらない世界観に、いつでもすんなりと入っていける。あの頃と同じセットのボサノヴァを収めた愛用のiPod touch(7世代)を繋いで聴きながら走ったほど。今回のクルマはベースモデルの「S」で、フロントミッドシップの1.5リットルエンジン+6速MT、車重は何と990kgという仕様。オープンにして走ると聞こえる排気音は記憶の中にあるNA型のそれにに較べ高音の成分が少し多めだが、とにかく身軽で、2000~3000rpm程度まで使って軽く流しているだけでも気持ちいいのは、改めてやはりロードスターならではだと思った。

マツダ ロードスター

ハルもチェアリングを満喫!

チェアリングは、何をしてもいいはずだが、一応、ハルにも体験させてみた。ハルは「今日も500カットとか撮るんでしょ?」と、このページのための撮影に黙々と付き合った後、おしまいのご褒美のオヤツを貰うや否や、何と椅子の上でうたた寝を始めた。

飼い主はコーヒーでも飲みながら片岡義男でも読もうと思っていたものの、撮影の段取りやら後片づけに追われ、結局、何もせずに終了。トランクに折り畳み椅子を2脚載せて出かけたというのに。チェアリングとオープン2シーター体験のどちらも存分に堪能したのは、飼い主ではなくハルだった。

島崎七生人|AJAJ会員/日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員/モータージャーナリスト
編集制作会社にて雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとなり現在に。メインはクルマだが、オーディオ(機器と音楽、カーオーディオも)、カメラ、バッグ、文房具、時計など、身のまわりの好きなコト、モノへのこだわりは強い。レスポンスでは試乗記のほか、所蔵の資料を発掘しながらの「懐かしのカーカタログ」を担当。本連載に登場のハルは愛犬だが、同じ柴犬だった先代の意思を受け継ぎ(!?)、2代目モータージャーナリスト犬に。

《島崎七生人》

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