GM、電動化戦略を加速…EV向けバッテリーの新工場を建設

EV向けバッテリーの新工場建設を発表するGMのメアリー・バーラ会長兼CEO
  • EV向けバッテリーの新工場建設を発表するGMのメアリー・バーラ会長兼CEO
  • GMが建設するEV向けバッテリーの新工場の完成予想イメージ

GM(General Motors)は4月16日、EV向けバッテリーの新工場を、米国テネシー州スプリングヒルに建設すると発表した。

GMは2035年までに、すべての新車を電動化し、EVや燃料電池車などのゼロエミッション車にする計画。またGMは2020年代の半ばまでに、全世界で30のフルEVを投入する。2025年末までには、米国で販売する新車の40%をフルEVにする計画だ。GMは今後5年間で、電動車と自動運転車に270億ドルを投資する。

この投資には、GMの新世代バッテリーの「アルティウム」技術の開発、米国ミシガン州のEV工場の「ファクトリーゼロ」、テネシー州スプリングヒル工場の改修が含まれる。

米国テネシー州スプリングヒルに建設されるEV向けバッテリーの新工場は、GMの電動化戦略を加速させるものだ。新工場の建設にGMは23億ドルを投資。新工場は、LG化学の子会社のLGエネルギーソリューションと共同で運営していく。

新工場では、GMの新世代バッテリーのアルティウムを生産する。アルティウム・バッテリーは蓄電容量が50~200kWhで、航続はフル充電で最大644km以上。アルティウム・バッテリーで駆動するEVは、レベル2の直流(DC)急速充電に対応して設計されている。

《森脇稔》

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