いよいよ明後日に迫ったJRのダイヤ改正だが、前日の3月12日にはラストランや廃止など、さまざまな動きがある。
JR北海道では、宗谷本線、石北本線、函館本線、釧網本線で18駅が最終日を迎えるほか、宗谷本線では旭川~名寄間へのH100形投入により、キハ40形の定期定期列車がラストランとなる模様だ。
また、JR九州では、大牟田発の上り1本のみとなっていた特急『有明』がラストランを迎え、1967年10月の登場以来、半世紀におよぶ歴史にピリオドを打つ。
JR東日本では、東京~伊東・伊豆急下田・修善寺間を結んでいる特急『踊り子』で185系がラストランを迎える。
これに伴ない、『踊り子』が乗り入れている伊豆急行と伊豆箱根鉄道では、駅や沿線で混雑が予想されるとして注意を呼び掛けている。
両社とも駅構内での三脚や脚立の使用を禁止とし、状況によっては入場規制を行なうとしており、伊豆箱根鉄道では修善寺駅から『踊り子8・16号』11・12号車の自由席を利用する際は、事前に西口で並ぶ必要がある。伊豆急行では、混雑状況によっては指定席券を持っていない場合に乗車できないことがあるという。
なお、185系は改正後も臨時快速で運用され、ゴールデンウィークに上野・大船~桐生間で運行される『あしかが大藤まつり1~4号』、6月の土休日延べ6日間に青梅~鎌倉間で運行される『鎌倉あじさい号』に6両編成が充当される予定。
このほか、JR東日本関連では、東北の五能線と男鹿線からキハ40系の定期列車がラストランとなるが、4月18日には男鹿線で、4月25日には五能線で団体臨時列車が運行される。
時刻は4両編成となる男鹿線が、秋田9時51分頃発~男鹿10時45分頃着・15時頃発~秋田15時56分着。2両編成となる五能線が、秋田10時5分発~能代11時30分頃着、東能代15時18分~秋田16時16分着。いずれも申込みは、3月12日14時からびゅうトラベルサービスのウェブサイトで抽選制で受け付ける。