近畿日本鉄道(近鉄)は3月8日、定期運用を離脱した汎用特急車12200系を使用した臨時特急を、4月の延べ4日間運行すると発表した。
12200系は、12000系に続いて軽食類を提供する「スナックコーナー」を設けた特急用車両として1969年から登場。座席への提供のほか、その場で食事ができるよう改良されたことから「新スナックカー」と呼ばれた。
近鉄の特急用車両としては最も多い168両が製造され、お召し列車や貴賓列車にも使用された実績を持つが、2021年2月13日には名阪特急が80000系『ひのとり』や21000系、21020系による『アーバンライナー』シリーズにすべて置き換えられ、定期運用から離脱していた。
臨時列車は4月10・11・25・29日の各日に、大阪上本町または近鉄名古屋から志摩線賢島(かしこじま)まで1往復する。
時刻は、大阪上本町9時38分発~賢島12時15分着・16時36分発~大阪上本町19時30分着。近鉄名古屋9時35分発~賢島11時52分着・14時8分発~近鉄名古屋16時32分着。