損害保険ジャパン、自動運転車の遠隔見守りアプリを開発

遠隔見守り画面のイメージ
  • 遠隔見守り画面のイメージ
  • 異常を検知した時の遠隔見守り画面のイメージ

損害保険ジャパンは2月22日、プライムアシスタンスと協力して自動運転車向け遠隔見守りサポートアプリを開発したと発表した。

自動運転見守りアプリは、複数台の走行車両に対する遠隔見守りや、走行地点の地図情報・走行車両の位置情報の取得、異常該当車両の特定と警告、乗客、レッカー会社との通話といった機能を備える。

自動運転車の走行中に事故やトラブルが発生した場合、コネクテッドサポートセンターのオペレーター画面に異常検知アラートが出現する。画面をワンクリックすることで「遠隔見守り画面」から「トラブルサポート画面」へ移り、自動運転車の状況を把握するとともに、オペレーターから乗客への呼びかけや、走行不能となった自動運転車のレッカー手配などを提供できる。

損保ジャパンとプライムアシスタンスは、複数台の自動運転車の走行を遠隔で監視し、事故やトラブルの未然防止、事故発生時の被害軽減を図るとともに、緊急時に能動的なサポートサービスの開発と事業化を目指している。サービス実現には、車両から得られる情報から異常を検知し、該当する車両を特定するシステムの開発が必要となる。

このため、今回、損保ジャパンとプライムアシスタンスは、ティアフォーからAPIの提供と開発支援を受けて自動運転見守りアプリを開発した。

1月に実施された「塩尻型地域新MaaS×自動運転実証プロジェクト」で、自動運転見守りアプリを活用して遠隔型自動運転運行サポート施設「コネクテッドサポートセンター」(東京都中野区)から長野県の塩尻駅周辺を走行する複数の自動運転車を対象に見守りサポートを提供する実証実験を実施した。

《レスポンス編集部》

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