アウディ A6 セダン PHVを改良、EVモードは最大91kmに拡大…欧州発表

「55TFSI e」グレードはPHVシステム全体で367ps

新たな走行モードが追加され全4種類に

「Sライン」仕様のスポーティな内外装

アウディは2月23日、『A6セダン』(Audi A6 Sedan)のプラグインハイブリッド車(PHV)の改良モデルを欧州で発表した。

同車には、直噴ガソリンターボエンジンを基本にした新世代のPHVシステム、「TFSI e」が搭載されている。TFSI eの名称は、アウディのPHVに広く使用されている。

「55TFSI e」グレードはPHVシステム全体で367ps

新世代のPHVパワートレインは、2種類のパワースペックが設定される。「55TFSI e」グレードの場合、直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ「TFSI」エンジン(最大出力265ps、最大トルク37.7kgm)に、モーター(最大出力143ps、最大トルク35.7kgm)を組み合わせる。エンジンとモーターを合わせたシステム全体でのパワーは367ps、トルクは51kgmを獲得する。

「50TFSI e」グレードの場合、直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ「TFSI」エンジン(最大出力265ps、最大トルク37.7kgm)に、モーター(最大出力143ps、最大トルク35.7kgm)を組み合わせた。エンジンとモーターを合わせたシステム全体でのパワーは299ps、トルクは45.9kgmを引き出す。

両グレードともに、トランスミッションは7速「Sトロニック」だ。4輪を駆動する4WDの「クワトロ」となる。動力性能は、55TFSI eグレードの場合、0~100km/h加速5.6秒、最高速250km/h(リミッター作動)となる。

二次電池(バッテリー)はリチウムイオンで、蓄電容量は従来の14.1kWhから、17.9 kWhに約1.3倍大容量化した。これにより、50TFSI eグレードの場合、EVモードは最大91km(NEDC:新欧州サイクル)に拡大した。50TFSI eグレードの場合、欧州複合モード燃費は71.4km/リットル、CO2排出量は31g/kmを実現している。

リチウムイオンバッテリーは、トランク床下に搭載した。このため、トランクスペースはエンジン搭載車のA6セダンに対して、同等としている。

新たな走行モードが追加され全4種類に

また、A6セダンのPHVの改良モデルでは、EVモードの最高速を135km/hとした。バッテリーの充電は、出力7.4kWのチャージャーで、およそ2時間30分で完了する。

走行モードは、従来の3種類から4種類に拡大した。「EV」、「ホールド」、「ハイブリッド」に、「チャージ」モードを追加する。モードボタンで、ドライバーはこれら4つの基本設定から選択し、電動ドライブの優先などのモードが選べる。

ハイブリッドモードでは、PHVシステムが最大限の効率を得るために、電気モーターとエンジンのバランスを追求する。ホールドモードでは、現在のバッテリーの充電状態が維持されるようにする。エンジンを停止させた状態で、一定時間コースティング(惰性走行)することもできる。新しいチャージモードでは、欧州の大都市に設けられている電動車専用乗り入れゾーンの「グリーンソーン」に備えて、バッテリーを充電できる。

「Sライン」仕様のスポーティな内外装

55TFSI eグレードには、Sラインエクステリアパッケージとブラックスタイリングパッケージが標準装備される。ブラック仕上げのドアミラーミラーハウジング、プライバシーガラスも標準だ。マトリクスLEDヘッドライト、スポーツシート、アウディバーチャルコックピット、スポーツサスペンション、19インチアルミホイール、赤いブレーキキャリパーも装備されている。

《森脇稔》

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