トヨタ自動車は1月28日、2020年暦年(1~12月)の販売・生産・輸出実績を発表。コロナ禍の中、グローバル販売は前年比10.5%減に留め、国内生産も300万台規模を堅持した。
グローバル販売台数は同10.5%減の869万2168台で9年ぶりのマイナス。中国が同10.9%増と順調だったこともあり、前年比1割減にとどまった。国内販売(含軽)は同6.6%減の150万4221台と2年ぶりに前年を下回った。除軽市場のシェアは3.2ポイントプラスの51.1%と2年連続で前年を上回った。
また、グローバルで販売した電動車の比率は、2019年の約20%から、2020年は約23%に増加。主に、欧州、中国、北米が牽引した。
グローバル生産台数は同12.6%減の790万9488台で2年ぶりのマイナスとなった。海外生産は同11.5%減の498万6883台で3年連続のマイナス、国内生産も同14.4%減の292万2605台と、2年ぶりに前年実績を下回った。
輸出は同16.9%減の174万7827台で4年ぶりのマイナスとなった。