FCAとPSA合併の新会社「ステランティス」、設立を株主が承認 1月16日統合完了へ

FCAとPSAグループの統合後の新会社「ステランティス」のロゴ
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FCA(フィアット・クライスラー・オートモビルス)とPSAグループは1月4日、それぞれの株主総会において、両社の合併による新会社の「ステランティス」の設立が承認された、と発表した。

両社の対等合併によって、世界新車販売台数は、年間およそ870万台になる。フォルクスワーゲングループ、ルノー日産三菱アライアンス、トヨタグループに次いで、世界第4位の自動車グループが誕生する。

合併後の新会社は、高級車、大衆車からSUVやトラック、小型商用車に至るまで、すべての主要セグメントをカバーする。北米と中南米におけるFCAの強みと、欧州におけるPSAグループの強みを生かすことが可能になる。

また、車両のプラットフォーム、エンジン、新技術への投資を最適化し、規模を拡大することで、シナジー効果を追求する。量販モデルの3分の2以上を2つのプラットフォームに集約し、小型プラットフォームとコンパクト/ミッドサイズプラットフォームを、年間およそ300万台の車両が使用する。

このステランティスの設立が、両社の株主総会において承認された。株主による承認と、欧州委員会と欧州中央銀行からの最終的な認可に続いて、FCAとPSAグループは1月16日、統合を完了する予定だ。

なお、ステランティスの株式は1月18日にフランス・パリとイタリア・ミラノの証券取引所で、1月19日に米国ニューヨーク証券取引所で、取引を開始する予定、としている。

《森脇稔》

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