東武のC11 325、12月22-24日に試運転…『SL大樹』機関士の自社養成も開始

12月7日に南栗橋車両管区で行なわれた東武C11 325+C11 207の重連運行。後位の207号機は2021年1月から長期検査に入る。
  • 12月7日に南栗橋車両管区で行なわれた東武C11 325+C11 207の重連運行。後位の207号機は2021年1月から長期検査に入る。
  • 3日間、日替わりで掲出される試運転用ヘッドマーク。
  • 『SL大樹』の機関士。当初はC11の運行実績がある秩父鉄道、大井川鐡道、真岡鐡道の協力により、6人の機関士を養成してきたが、12月下旬からは東武単独で2人の養成を始め、蒸気機関車運転免許取得を目指すとしている。

東武鉄道(東武)は12月18日、『SL大樹』で12月26日から営業運行に入るC11形蒸気機関車325号機(C11 325)の試運転を、12月22~24日に実施すると発表した。

各日とも『SL大樹1・2・5・6号』の時刻をベースに、下今市~鬼怒川温泉間を2往復する。時刻は下今市9時33分発~鬼怒川温泉10時9分着・11時10分発~下今市11時45分着・13時発~鬼怒川温泉13時48分着・15時37分発~下今市16時14分着。

この試運転では、譲渡元の真岡鐡道が使用していたヘッドマークをモチーフにした専用ヘッドマークが掲出される。

なお、『SL大樹』はもう1両のC11 207が長期検査に入るため、2021年1月17日の運行からC11 325の単独牽引となる。5月頃まで実施されるが、東武ではその間を利用して単独での機関士養成を行ない、2021年から始まる複数機運行などへ向けた、安定的なSL運行態勢を整えるとしている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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