男も、女も、いつでも、どこへでも。『Panda Cross 4×4』は大人こそ選びたいオールラウンダーだ

イマドキの大人のクルマ選びは「第一印象」そして…

フォルムはオーセンティック、されど中身はマニアック

男女問わず、どこにでも乗っていける相棒

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九島夫妻がFIAT Panda Cross 4×4で秩父ドライブ
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  • FIAT Panda Cross 4×4(フィアット パンダ クロス フォーバイフォー)
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イマドキの大人のクルマ選びは「第一印象」そして…

一般的に考えて、若い頃とある程度年月を重ねた大人では、クルマ選びの基準が異なる。そりゃそうだ。ライフステージとともにライフスタイルが変わるのだから注目ポイントは変化して当然。趣味嗜好もそうだし、家族構成もずっと同じとは限らない。

とはいえ、年を経っても興味の対象が同じ傾向にあるのは自然のこと。街中で目で追うもの、ブックストアでついつい寄ってしまう棚はそう変わらない。子供の頃観たTV番組や映画を今も大切に思ったりするのはそんな感情だろう。

クルマ選びで言えば、全体的な雰囲気がそれに関与する。目が止まるかどうかがスタートラインだ。ただ、思い起こすと昔はそう感じてもなかなか実行できなかった。今でこそ背の高いクルマがデフォルトの世の中だが、昔は車高の高さはワイルドなキャラクターの象徴であったし、2ドアクーペやオープンカーはかなり特別な存在であった。つまり、若い人は乗れても大人は選べなかったのだ。

でも今はそういった形式的な呪縛から解放され、どんなスタイルのクルマも自由に乗れる世の中になった。「あんなクルマに乗っているなんて不良ね」、なんて言われそうな領域は狭まったと思う。

九島辰也氏九島辰也氏
なので、昔は避けざるを得なかったクルマも今は堂々と手に入れられる。かつて憧れていた背の高いクルマは、今や社会と折り合いをつけた大人の相棒だ。

イマドキの大人のクルマ選びは自分に素直にクルマの雰囲気から吟味すること。第一印象を大切にしたいと思う。そのクルマが自分のテイストに合っているのかそうじゃないのかは、概ねそこで決まる。

ただ、それだけでは不十分。次に大人ならではのこれまでの経験を踏まえたバランスも重要項目に入ってくる。かつて話のネタに追い求めていたパワーはそれほど必要なく、使い勝手やデザインのセンスに注目したくなるし、そのデザインはデコラティブなものよりスッキリした方が好感を持つようになる。ちなみに今、自動車業界は、スッキリしたミニマリズム的デザインに向かっている。その辺のトレンドをいち早く取り入れるのも大人の余裕だろう。

フォルムはオーセンティック、されど中身はマニアック

FIAT Panda Cross 4×4(フィアット パンダ クロス フォーバイフォー)FIAT Panda Cross 4×4(フィアット パンダ クロス フォーバイフォー)
さて、そんな大人がいま選びたいクルマの一台が、フィアット『Panda Cross 4×4(パンダ クロス フォーバイフォー)』である。

このクルマはアウトドア感が強い。ノーマルの『Panda(パンダ)』の背を高くしてオフローダーっぽく仕上げた感じだ。前後のスキッドプレートや専用のホイール、専用のルーフレールなどがそれを表現する。ヘッドライト周りもそう。フォグランプを含め黒く縁取られたガードがワイルドさをアピールする。

なので、初めてパンダ クロス 4×4を目の前にしていろいろなことが頭を過ぎった。「コレ、初代パンダ 4×4の現代版?」から始まり、「ヨンクだ!」「MTだ!」「限定車?」なんて具合に。クルマ好きであれば初代パンダを一度は気にしたことがあるだろう。ジウジアーロのデザインした直線的なスタイリングのコンパクトカーは今見ても新鮮だし、可愛くもありかっこよかった。こんなクルマに乗っていたらセンスの良い人と思われるだろう。

FIAT Panda Cross 4×4(フィアット パンダ クロス フォーバイフォー)FIAT Panda Cross 4×4(フィアット パンダ クロス フォーバイフォー)
目の前のパンダ クロス 4×4もそれに負けてはいない。車高を上げノーマルにはないワイルドさが加わったことでさらなるセンスアップが図られた。それに強い個性を感じる。ライバルの多いジャンルにおいて類似するものはなく、目を引くのがグッドだ。

一見して若い人をターゲットにしたクルマにも思えるが、そうとも言い切れない。パステルイエローのボディカラーこそ派手だが、フォルムはオーセンティックである。それに何より中身がマニアック。いろいろなクルマを乗り継いできた大人のカーガイが好きそうなアイテムがてんこ盛りだ。

FIAT Panda Cross 4×4(フィアット パンダ クロス フォーバイフォー)FIAT Panda Cross 4×4(フィアット パンダ クロス フォーバイフォー)
具体的にはツインエアと呼ばれる2気筒ターボエンジンがソレ。フィアットグループの技術部門を担当するフィアット パワートレイン テクノロジーズが生み出したこのユニットは、まさにクルマ好きのハートを突き刺す。振動はバイクのようで、操作して動かしている感がたまらない。まさにパワーではなく“味”を楽しめるエンジンである。

そしてそれを6速MTで走らせるのだから楽しくないはずがない。大トルクの大排気量エンジンとは違い、しっかり回してギアをつないでいく。スムーズに走らせるコツを探りながらのドライブも楽しい。こういった遊び心をエンジョイできるのもこれまた大人の余裕である。

男女問わず、どこにでも乗っていける相棒

FIAT Panda Cross 4×4(フィアット パンダ クロス フォーバイフォー)FIAT Panda Cross 4×4(フィアット パンダ クロス フォーバイフォー)
ツインエアをマニュアルシフトで運転する。そんなマニアックな部分を持つパンダ クロス 4×4だが、実際にロングドライブに出かけると使い勝手はよく、とても自然に付き合えるのがわかる。今回世田谷の自宅から奥秩父まで、夫婦でツーリングに出かけたが、快適そのものであった。1リットルにも満たない排気量でもしっかり回せば力不足を感じることはなく、トップギアに入れればオーバードライブ的な燃費走行もできそうである。

また、キャビンは思いのほか静粛で、走り出せばエンジン音も気にならない。逆にせっかくの可愛らしい音だからもっと聞かせてもらいたいくらいだ。それにハンドリングも軽快でキビキビ走るのも好印象。運転の楽しさに、思わず会話も弾む。高速を下りてからはワインディングがいくつかあったが、気持ちよく駆け抜けてくれた。

FIAT Panda Cross 4×4(フィアット パンダ クロス フォーバイフォー)FIAT Panda Cross 4×4(フィアット パンダ クロス フォーバイフォー)
このサイズの利点も付け加えておこう。奥秩父のような場所では行った先の状況がわからないので、道幅の狭さなど不安要素はある。が、パンダ クロス 4×4であればはじめからそれは気にしなくてもOK。全幅1665mmは狭い道のすれ違いもさらりとこなす。

さらに言えば、川の側のキャンプ場や釣り場にアプローチするのも気兼ねはいらない。車高の上がった4WDなので、少々の砂利道は得意領域。躊躇無くグイグイ入っていける。運転の不慣れな女性でも全くもって大丈夫だ。

そう考えるとこのクルマの守備範囲は広い。流行りのアーバンSUVとして都心のスーパーの駐車場にも停めやすいし、こうして郊外でも不安なく使える。誰でも、どこにでも乗っていける相棒だ。もちろん、マニュアルシフトという一つのハードルはある。が、それをクリアした暁には楽しい走りが待っていることは確かである。

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FIAT Panda Cross 4×4と九島夫妻FIAT Panda Cross 4×4と九島夫妻

九島辰也|モータージャーナリスト
外資系広告会社から転身、自動車雑誌業界へ。『Car EX』(世界文化社 刊)副編集長、『アメリカンSUV』(エイ出版社 刊)編集長などを経験しフリーランスに。その後メンズ誌『LEON』(主婦と生活社 刊)副編集長なども経験する。現在はモータージャーナリスト活動を中心に、ファッション、旅、サーフィンといった分野のコラムなどを執筆。また、クリエイティブプロデューサーとしても様々な商品にも関わっている。趣味はサーフィンとゴルフの"サーフ&ターフ"。 東京・自由が丘出身。

取材協力
ITALIAN RESTAURANT CREATTA(イタリアンレストラン クリエッタ)
MAPLE BASE(メープルベース)

《九島辰也》

九島辰也

九島辰也|モータージャーナリスト 外資系広告会社から転身、自動車雑誌業界へ。「Car EX(世界文化社 刊)」副編集長、「アメリカンSUV(エイ出版社 刊)」編集長などを経験しフリーランスへ。その後メンズ誌「LEON(主婦と生活社 刊)」副編集長なども経験する。現在はモータージャーナリスト活動を中心に、ファッション、旅、サーフィンといった分野のコラムなどを執筆。また、クリエイティブプロデューサーとしても様々な商品にも関わっている。趣味はサーフィンとゴルフの“サーフ&ターフ”。東京・自由が丘出身。

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