アストンマーティン DBX に「ボウモア」仕様、伝統のシングルモルトウイスキーブランドと協業…世界限定18台

ボウモアのウイスキー蒸留器で使用されていた銅をアクセントにあしらう

内装にアイラ島の「ボウモアツイード」

4.0リットルV8ツインターボは最大出力550ps

18名の顧客だけの特別体験を用意

アストンマーティン DBX ボウモア・エディション
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アストンマーティン(Aston Martin)は12月7日、SUVの『DBX』に「ボウモアエディション」を設定し、世界限定18台を販売すると発表した。

「ボウモア」は1779年創業し、シングルモルトウイスキーで知られる。英国スコットランドのアイラ島に蒸溜所があり、職人が昔ながらの手法でシングルモルトウイスキーを生産している。

DBXのボウモアエディションは、アストンマーティンとボウモアとのパートナーシップから生まれた特別モデルだ。DBXをベースに、「Q by Aston Martin」がカスタマイズを施している。

ボウモアのウイスキー蒸留器で使用されていた銅をアクセントにあしらう

エクステリアには、ボウモアブルーが用意される。これは、ボウモアエディションのために、Q by Aston Martinによって復刻されたボディカラーだ。青い金属の斑点が特長のキセノングレー塗装も、オプションで選択できる。ボディサイドのストレーキ部分には、ボウモアのウイスキー蒸留器で使用されていた銅があしらわれる。アストンマーティンによると、これは、ボウモアが維持している伝統に敬意を表したものだという。

オプションのブラックブレーキキャリパーは、スモーク仕上げのホイールに繊細な印象を与える。フェンダーとスクリプトには、アストンマーティンのエンブレムとQ by Aston Martinのエンブレムが添えられた。

内装にアイラ島の「ボウモアツイード」

インテリアは、オブシディアンモノトーンまたはコッパータンメタリック/オブシディアンデュオトーンから選択できる。どちらの内装も、英国スコットランドのアイラ島の「ボウモアツイード」がアクセントに用いられる。ボウモアツイードは、1883年に設立されたIslay Woollen Mill社が開発したもの。繊細で洗練されたデザインには、アイラ島のテロワールと湖に着想を得たコッパーとブルーが取り入れられており、ボウモアとアイラ島の自然を反映している。

さらに、インテリアには、研磨加工が施された銅製カップホルダーや、ボウモア蒸留所からのリサイクル銅で作られたシルプレートが装備される。グロスブラックのセンターコンソールトリムインレイには、特注の銅箔が手作業で施される。ボウモアツイードピクニックブランケットやレザー製バッグなど、Q by Aston Martinのアクセサリーが付属している。

4.0リットルV8ツインターボは最大出力550ps

4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンが搭載される。すでに、スポーツカーのヴァンテージや『DB11』にも搭載されているこのV8エンジンは、DBX用にさらに性能が引き上げられ、最大出力550ps、最大トルク71.4kgmを引き出す。

トランスミッションは9速ATだ。アクティブ・セントラル・ディファレンシャルとエレクトリック・リアLSD(eデフ)を備えた4輪駆動システムにより、車両の前後および左右のリアアクスル間で、トルクを正確に配分することができる。動力性能は0~100km/h加速を4.5秒で駆け抜け、最高速は291km/hに到達する。

18名の顧客だけの特別体験を用意

ボウモアエディションの18名の顧客は、スコットランドに招待される。エジンバラを訪問し、ボウモアエディションの実車と対面する。その後、270kmに渡って、スコットランドの田園地帯をドライブし、トロサックス国立公園などを訪れてから、アイラ島行きのフェリーに乗る。

アイラ島への旅行と3泊の滞在中の食事に加えて、顧客はボウモア蒸留所のツアーに参加できる。この特別なツアーでは、39年間熟成されたボウモアのシングルモルトを、樽からボトルに入れる機会が設けられる。さらに、英国王室をはじめ、長年にわたって多くのVIPにシングルモルトウイスキーを届けてきた世界最古の熟成庫、「No.1Vaults」への入室が特別に許可される、としている。

《森脇稔》

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