東京メトロ、東武、京成も終電繰上げを発表…京成は初電の繰下げも 2021年春

東京メトロ日比谷線虎ノ門ヒルズ駅。日比谷線は相互乗入れを行なっている東武の繰上げ状況を考慮に入れて、時刻を決定する。
  • 東京メトロ日比谷線虎ノ門ヒルズ駅。日比谷線は相互乗入れを行なっている東武の繰上げ状況を考慮に入れて、時刻を決定する。
  • 東京メトロ:終電時刻繰上げ後の夜間作業時間確保の例
  • 東京メトロ:夜間作業件数の推移
  • 東京メトロ:ホームドア整備駅数の推移
  • 東京メトロ:ホームドア整備の様子
  • 10~15分程度の繰上げが実施される東武東上線。
  • 京成では本線の一部で終電繰上げと初電繰下げが行なわれる。写真は3000形。
  • 京成の平日における終電繰上げ概要。

東京地下鉄(東京メトロ)、東武鉄道(東武)、京成電鉄(京成)はこのほど、2021年春に実施する終電繰上げの概要を明らかにした。

11月30日に発表した東京メトロでは、現行より最小1分程度、最大16分程度の繰上げを実施。各ターミナルにおける他線との接続や、相互直通運行を行なっている路線の乗入れ他社の状況を考慮するとしている。

繰上げ対象路線と、繰上げ時間は次のとおり。

■銀座線 上野行きが10分程度、渋谷方面が9分程度。
■丸ノ内線 10分程度(新宿駅は新宿三丁目行きが7分程度、中野富士見町行きが9分程度)。
■日比谷線 北千住方面が6分程度、中目黒方面が10分程度。
■半蔵門線 清澄白河行きが3分程度。
■有楽町線 新木場方面が7分程度、池袋・和光市方面が11分程度。
■東西線 中野方面が12分程度、妙典行きが8分程度。
■南北線 目黒方面が4分程度(後楽園駅の市ヶ谷行きは3分程度)、赤羽岩淵方面が3分程度。
■副都心線 渋谷方面が12分程度、和光市方面が11分程度。

繰上げが行なわれない路線は、平日の千代田線(代々木上原方面、北綾瀬方面の代々木上原→綾瀬)、半蔵門線(渋谷方面)、土休日の半蔵門線、副都心線(渋谷方面)、千代田線(代々木上原方面)、日比谷線(中目黒方面)。これら以外でも一部、繰上げが行なわれない区間がある。

11月30日に発表した東武では、伊勢崎線(東武スカイツリーライン)浅草→北春日部間と北千住→浅草間で15分程度、大師線(西新井~大師前)で10分程度、東上線池袋→川越間で15分程度、志木→池袋間で10分程度繰り上げる。

なお、野田線(東武アーバンパークライン)については、東京都心からの乗換え需要が多いことを考慮して、繰上げを実施しないとしている。

このほか東武では、東上線の森林公園→池袋間で平日の『TJライナー』を池袋着7時台と8時台に各1本増発。一方で、特急は新栃木6時2分発『リバティけごん208号』を春日部始発に。浅草22時49分発新栃木行き『リバティけごん253号』は廃止される。

11月27日に発表した京成では、平日の場合、京成本線京成高砂→京成成田間で10~20分程度の繰上げを実施。初電の繰下げも実施され、京成本線宗吾参道→京成上野間で5~10分程度行なわれる。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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