対策実施済を示す「リコールステッカー」を廃止へ

国土交通省は10月23日、自動車メーカー各社から、リコール改善措置が実施済みであること周知するため車両に貼付している「統一的なリコールステッカー」を11月1日から廃止するとの報告を受けたと発表した。

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国土交通省は10月23日、自動車メーカー各社から、リコール改善措置が実施済みであること周知するため車両に貼付している「統一的なリコールステッカー」を11月1日から廃止するとの報告を受けたと発表した。

自動車メーカーは、リコール改善措置が実施済みであることを自動車ユーザーに周知するため、リコールステッカーを対策実施済の車両に貼付している。

いっぽう最近では、メーカー各社のウェブサイトからリコール情報や、改善措置の状況が容易に確認できる環境が整っている。また、今後、本格導入される無線通信を経由したソフトウェア更新によるリコール作業では、ディーラーへ車両を入庫することなく改善措置が実施可能となる。

こうしたことを背景にステッカーの貼付は、自動車ユーザーの利便性を損なうことになりかねないことから、11月1日以降のリコールから自動車メーカー各社はステッカーの貼付を廃止することを決定し、国土交通省に報告した。

リコールの情報は自動車メーカー各社のホームページのリコール対象車両・実施状況から検索できる。自動車メーカーは運転先ディスプレイにリコール改善措置が実施済みであることを表示するなど、実施状況を確認できる識別方法をホームページに掲載する。

《レスポンス編集部》

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