インド自動車工業会(SIAM)は9月4日、マルチスズキの鮎川堅一社長兼CEOを、インド自動車工業会の新しい会長に起用すると発表した。
鮎川堅一氏は2013年から、スズキのインド子会社のマルチスズキのマネージングディレクターとCEOを務めている。
また、鮎川堅一氏は現在、インド自動車工業会の副会長の地位にある。インド自動車工業会の現会長は、マヒンドラ&マヒンドラのRajan Wadhera氏。同氏の後を受け継いで、鮎川堅一氏がインド自動車工業会の新たな会長に就任する。
マルチスズキのインドにおける新車販売は、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大の影響で、減少傾向が続いていた。しかし7月、マルチスズキはインドでおよそ10万台を販売した。前年同月比は1.8%増と、6か月ぶりに前年実績を上回っている。