東京オリンピック米バスケットチーム送迎予定だった貸切バス会社が倒産

倒産(イメージ)
  • 倒産(イメージ)

東京商工リサーチは8月27日、千葉地裁佐倉支部が貸切バス事業者のアクセス急行(千葉県佐倉市)の破産開始を決定したと発表した。

アクセス急行はメルセデスベンツ製の高級観光バスによる訪日観光客を対象とした貸切バス事業を展開してきた。近年はインバウンド需要の拡大に合わせて増車し、さらに、東京オリンピック・パラリンピックでは米国バスケットボールチームの送迎予約を確保するなど、順調に事業を拡大してきた。

しかし、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大により、インバウンド需要が消失したのに加え、東京オリンピック・パラリンピックの開催延期が決定したことで送迎予約もキャンセルとなるなど業況が一転した。売上の大幅な減少により資金繰りが逼迫するなか、今後の業績回復の見通しが立たず、運転資金の調達も限界に達したことで、今回の措置となった。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集