35周の決勝レースは給油なし、タイヤ交換義務なしのフォーマットで14時30分にスタートした。ポールポジションの平川はスタートを決めトップで1コーナーに。フィネストラズと山下は激しいポジション争いの末、山下が2位に浮上。4番グリッドの大湯はポジションを落とし、代わって5番グリッドの中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)が4位に上がってきた。オープニングラップは混乱し、12番グリッドからスタートした坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING)がコースアウト。表彰台が期待された大湯もダウンヒルストレートでスローダウンし、そのままピットへ向かった。
平川、山下、フィネストラズ、中嶋のトップ4はそれぞれ1秒から2秒の差で周回を重ね、給油なし、タイヤ交換義務なしのレースをそのままチェッカーへと向かって走り続けた。5位以下は大接戦で、関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)を先頭に、小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)、福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、国本雄資(carrozzeria Team KCMG)が5位争いを展開し、19周目には福住が小林を抜いて6位に浮上。その直後に小林のタイヤが破損し、ピットインしてタイヤを交換した。同じタイミングで山本もタイヤ交換を敢行。先にタイヤ交換を済ませていた笹原右京(TEAM MUGEN)とタチアナ・カルデロン(ThreeBond Drago CORSE)の後ろでコースに復帰することになった。この直後に国本のタイヤも破損しピットイン。国本はコースに復帰したものの、もう一度ピットに戻りリタイヤとなった。