GT500クラスのQ2に進出したのは#64 Modulo NSX-GT(伊沢拓也/大津弘樹)、#23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)、#38 ZENT GR Supra(立川祐路/石浦宏明)、#17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大/ベルトラン・バゲット)、#19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/宮田莉朋)、#16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(武藤英紀/笹原右京)、#14 WAKO'S 4CR GR Supra(大嶋和也/坪井翔)、#100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)。ホンダNSX-GTが4台、トヨタGRスープラが3台、ニッサンGT-Rが1台という結果になった。
10分間のQ2が始まると序盤は様子見でコースインするマシンは現れず、8台すべてが最後の1周のタイムアタックに集中する展開となった。残り時間が4分を切ったところからタイムアタックが始まり、まずは#17 KEIHIN NSX-GTのベルトラン・バゲットが1分47秒635を記録してトップに浮上。しかし直後に#64 Modulo NSX-GTの伊沢拓也が1秒以上縮める1分46秒239を記録してトップに立った。その後#16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT武藤英紀、#38 ZENT GR Supra立川祐路、#23 MOTUL AUTECH GT-Rロニー・クインタレッリらがタイムを縮めるが2番手がやっと。その結果、#64 Modulo NSX-GTが今季初ポールポジションを獲得した。2007年にSUPER GT GT500クラスにデビューした伊沢は、これが初ポールポジション。「相方が走ってポールポジションを取ったことはありますが、僕が走ってポールポジションを取ったのは実は初めてなんです。誰がドライブしても速く走れるぐらい素晴らしいマシンに仕上げてくれたチームのおかげです」と伊沢は喜びを語った。
予選2位は#23 MOTUL AUTECH GT-R、3位は#38 ZENT GR Supraとなり、トップ3は3メーカーが分け合う結果となった。
GT300クラスのQ2は16台による激しいタイムアタック合戦が繰り広げられ、残り3分を切ると次々とトップタイムが塗り替えられる展開となった。最終的に#56 リアライズ 日産自動車大学校 GT-R(藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)のジョアオ・パオロ・デ・オリベイラが記録した1分58秒053がトップタイムかと思われたが、何とスプーンカーブの出口で4輪脱輪しておりタイム抹消の処分。これにより、嵯峨宏紀のドライブで1分58秒189を記録した#31 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT(嵯峨宏紀/中山友貴)がポールポジションを獲得した。