川崎重工モーターサイクル&エンジン事業、営業赤字…新型コロナ影響で 2020年4-6月期決算

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川崎重工業が8月6日に発表した2020年4~6月期(第1四半期)連結業績は、当期損益が117億円の赤字となった。前年同期の82億円の赤字から拡大した。

売上高は、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の影響などからモーターサイクル&エンジン事業や航空宇宙システム事業が低迷し、前年同期比14.3%減の3006億円だった。営業損益は206億円の赤字に転落した。

モーターサイクル&エンジン事業は、新型コロナウイルス感染拡大が影響し新興国や欧州向け二輪車、米国向け汎用エンジンが大きく減少し、売上高が同13.8%減の589億円となった。二輪車の卸売台数は先進国二輪車が同3.3%減の2万9000台、新興国二輪車が同63.8%減の2万5000台だった。営業損益は減収に加え、為替差損もあって前年同期から31億円悪化して59億円の赤字となった。

一方、同社では「未定」としていた通期業績見通しについて売上高が同11.0%減の1兆4600億円、営業損益が300億円の赤字との予想を発表した。

《レスポンス編集部》

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