【INDYCAR】予定変更続発、開催が間近だったミッドオハイオ戦を延期…これで“次戦”は8月23日決勝のインディ500に

2019年の第103回インディ500。
  • 2019年の第103回インディ500。
  • 2019年の第103回インディ500。
  • 2019年の第103回インディ500。
  • 2019年の第103回インディ500。
  • 2019年のインディカー・ミッドオハイオ戦。

NTTインディカー・シリーズに「予定変更」が続発している。8月1日、つい最近ダブルヘッダー化されたばかりのミッドオハイオ戦(8~9日決勝)が延期となり、現状の“次戦”はインディ500(23日決勝)ということになった。

コロナ禍においては何もかもが不確実な状況推移を余儀なくされており、このところは北米最高峰オープンホイールレースシリーズに予定変更が相次いでいる状況だ。インディカーは7月27日に8~10月のレーススケジュール(今季残り日程)を改めたばかりだったが、さっそく次の変更を発表している。

今回の変更内容は、8月8~9日(レースウイークとしては7~9日)にダブルヘッダーとして開催されるはずだったミッドオハイオ・スポーツカー・コース戦の延期。新たな日程は具体的には示されていないが、9月か10月に開催したい意向とされる。

ミッドオハイオ戦は開催約2週間前にダブルヘッダー化されたと思ったら、約1週間前になって今度は延期措置決定、コロナ禍ならでは不確実性を象徴するような流れとなった。

インディカーの“次戦”は、7月18日の前戦(第6戦)終了時点では当時シングルレースの予定だったミッドオハイオ戦で、8月9日とされていた(本稿における日程は決勝日を基本とする)。これがミッドオハイオ戦のダブルヘッダー化により、8月8日の同地“Race1”が次戦というかたちになったのだが、それもつかの間、今回の発表で次戦(第7戦)には8月23日決勝の大舞台、第104回インディアナポリス500マイルレース(インディ500)が“繰り上がり”で位置することに。

現段階で日程が固まっているインディカーの今季残りレースは以下のようになる。

■2020年NTTインディカー・シリーズ(8月以降“既決分”)*=ダブルヘッダー
8月23日:第104回インディ500
8月29~30日:*ワールド・ワイド・テクノロジー・レースウェイ・アット・ゲートウェイ
10月2~3日:*インディアナポリス・モーター・スピードウェイ/ロードコース
10月25日:ストリート・オブ・セント・ピーターズバーグ

インディ500はインディアナポリス・モーター・スピードウェイのオーバルコースで実施される。予選は8月15~16日で、走行は11日開始の予定。

[追記]8月4日、第104回インディ500が「無観客開催」となることが発表された。この発表以前は制限したかたちでの観客動員が目指されていたが、最新のコロナ感染拡大状況等を鑑みて断念となった格好。なお、この発表の時点では走行開始予定が現地12日とされている。

《遠藤俊幸》

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