フォルクスワーゲングループ(Volkswagen Group)は7月30日、2020年第2四半期(4~6月)の決算を発表した。
同社の発表によると、アウディやポルシェ、セアト、シュコダなどを含めたグループ全体の総売上高は、410億7600万ユーロ(約5兆0945億円)。前年同期の651億8500万ユーロに対して、37%減とマイナスに転じた。
また、第2四半期の最終損益は、16億0700万ユーロ(約1993億円)の赤字。前年同期の39億6400万ユーロの黒字から、赤字に転落している。
赤字を計上した要因は、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大による部分が大きい。工場の生産休止や、ロックダウンによるディーラーの営業休止などの影響を受けた。
フォルクスワーゲングループ取締役会のフランク・ウィッターCFO(最高財務責任者)は、「新型コロナウイルスの感染拡大により、2020年上半期はフォルクスワーゲングループの歴史において、最も困難な時期のひとつとなった。しかし、ビジネスに回復傾向が見られ、多数の新型車が導入されたため、2020年の後半に期待が持てる」と述べている。