ホンダの海外向け高級車ブランドのアキュラは6月18日、新型『TLX』(Acura TLX)に新世代の助手席エアバッグを搭載した、と発表した。重度の脳傷害を防ぐように設計された世界初の助手席フロントエアバッグ、としている。 2世代目となる新型TLXは、スタイルとパフォーマンスを引き上げ、アキュラの歴史において、最も速く、最も扱いやすく、最もバランスの取れたスポーツセダンを目指して、5月28日に発表された。 この新型TLXに、新世代の助手席エアバッグが搭載された。斜め前方からの車との衝突事故や、斜め前方への物体への衝突事故の際に、助手席乗員の頭部への傷害を軽減することを重視している。 新しい助手席エアバッグは、オハイオ州のホンダR&Dアメリカとオートリブと共同開発した。米国運輸省の科学者による脳損傷の研究に、一部基づいて開発が進められたという。 ホンダの新世代エアバッグは、横方向からの衝突力を軽減する設計とした。新開発のエアバッグは、衝突を検知して膨張する部分が3つに分かれているのが特長だ。アキュラによると、野球のキャッチャーミットのように助手席乗員の頭部を包み込み、乗員の頭が激しく揺さぶられたり、エアバッグから滑り落ちたりして、重傷を負うリスクを低減するという。
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