サイバー被害のホンダ、全パソコン「初期化」で“全治一週間”の痛手[新聞ウォッチ]

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  • ホンダ・クラリティ・フューエルセル
  • テスラ・サイバートラック

気になるニュース・気になる内幕。今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析する新聞ウォッチ。…………

臨海副都心と都心を結ぶ架け橋のレインボーブリッジと、都庁のライトアップが、赤色から虹色に切り替わった。東京都は新型コロナウイルスの感染拡大の警戒を呼び掛ける「東京アラート」を解除したもので、休業要請の緩和行程を示したロードマップも「ステップ3」に移行した。もちろん、感染者が減少傾向にあるとはいえ、油断は禁物だが、都内の飲食店などはコロナ前の“通常”に戻りつつある。

その通常に戻るのかどうかが気になるのは、外部からのサイバー攻撃を受けたホンダである。昨日の一部の報道では「社内ネットワークシステムが10日未明に復旧した」とも伝えられたが、現状はそんなに甘くもないようだ。

関係者の話では、サイバー攻撃の被害があったのは6月5日のことだったという。週末のことでもあって後手に回ったのか、社員にパソコンを起動させないように危機対応の連絡をしたのは週明けの8日午前。この間にサイバー攻撃を受けたサーバーから社内の広範囲にウィルスがばらまかれた可能性もある。

また、感染したパソコンはそのままでは使用不能となり、すべてのパソコンを「初期化」して使用可能の状態に回復させるという。すでにその作業に取り組んでいるとみられるが、復旧するまでには1週間程度の時間がかかるそうだ。

しかも、初期化することは使い始めの状態に戻すという苦渋の選択とみられる。これまで蓄積されたデータがすべて消去されることにもなるだけに、復旧後の業務に支障をきたす恐れもある。来週6月19日には定時株主総会も予定されているが、今回、ホンダをターゲットにしたサイバー攻撃は想像を絶する大きな痛手となるだろう。

2020年6月12日付

●都、休業「第3段階」に緩和「東京アラート」解除(読売・1面)

●つながる車市場拡大へ、ネット活用、渋滞や事故回避、世界販売35年に3倍予測 (読売・10面)

●トヨタ「赤字に陥らない」豊田社長株主総会で自信(読売・10面)

●富士スバルライン15日開通(読売・26面)

●ツアー再開そろり、はとバスやUSJ感染対策(朝日・8面)

●中国新車販売5月14.5%増(朝日・8面)

●EU,自動車大手合併で調査へ(日経・7面)

●VWとフォードが提携調印(産経・7面)

●中国車市場、偏る「官製車王国(日経・10面)

●ホンダ、FCVを個人向けリース(日経・13面)

●テスラ、上場来高値更新、電動トラック生産に期待(日経・13面)

●3月期企業の前期純利益額、トヨタ、首位守る(日経・15面)

《福田俊之》

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