懐かしの日本車が次々と登場する図鑑 時代のニーズとクルマの進化

三菱ランサーセレステ(1975年)
  • 三菱ランサーセレステ(1975年)
  • 日産シルビア(1975年)
  • マツダ・コスモAP(1975年)
  • 三菱デリカ・スターワゴン(1981年)
  • 『日本の乗用車図鑑 1975-1985』

『日本の乗用車図鑑 1975-1985』
編集:自動車史料保存委員会
発行:三樹書房
定価:1800円+税
ISBN978-4-89522-730-8

排ガス規制をクリアし、性能・機能が日進月歩で向上した1970年代後半から80年代半ばまでの国産乗用車を登場年順に紹介した1冊が刊行された。

昭和51年排ガス規制、同53年規制という難題を克服した日本の自動車産業は市場の拡大に合わせ、乗用車の車種・バリエーションを拡大するとともに性能や機能、装備を向上させた。本書はそうした活気にあふれた時代の国産乗用車220台を選出し、 “自動車ガイドブック”に準拠した解説文とスペックに、日本自動車工業会やメーカー保管写真を組み合わせ、1ページ1台で紹介するものである。発行元曰く、世界に冠たる自動車産業に成長する時代の日本の乗用車をほぼ網羅した永久保存版だという。

どこから見始めても、懐かしいクルマ達がランダムに出てきて楽しくなる1冊。これはメーカー別ではなく、発売された年月順に掲載されているためだ。その理由は、当時のクルマの傾向や時代のニーズ、またそれに応えるメーカー各社の進化を見ることが出来るからだ。

例えば1970年代では三菱『ランサーセレステ』、日産『シルビア』、マツダ『コスモAP』などのスペシャリティ―カーが続々登場していることや、1980年代に入ると三菱『デリカスターワゴン』をはじめ、トヨタ『スプリンターカリブ』といったRV系のクルマ達が登場するなど、全体の傾向がつかみやすくなっているのだ。

また、製本はコストと時間はかかるものの“PUR製本”という、ページを180度完全に開くことが可能で、かつ耐久力に優れたものが取り入れられ資料としての使いやすさも考慮されている。

『日本の乗用車図鑑 1975-1985』なお本書は以前分冊で製作・販売していたものを合体させ1冊にまとめた図鑑である。

《内田俊一》

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