akippa、駐車場での無人野菜直売を開始 外出自粛による稼働率低下をカバー

無人販売のため「密接」を避けられるほか、時間指定で「密集」も避けられる
  • 無人販売のため「密接」を避けられるほか、時間指定で「密集」も避けられる
  • akippaとYACYBERが連携、駐車場での野菜無人直売を開始
  • 活用する駐車場イメージ。野外で「密閉」を防ぐことができる

駐車場予約アプリを運営するakippaは、直売所・農園検索サービスを提供するYACYBER(ヤサイバー)と連携し、駐車場での野菜無人直売を開始。東京都内、関西の一部のakippa駐車場を無人野菜直売所として活用している。

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、緊急事態宣言の発令に伴い外出自粛となり、スーパーマーケットや商店街などでの買い物需要が増加。その混雑が大きな課題になっている。また、また、イベント施設周辺や観光地等、稼働率の低下により収益が悪化している駐車場も多い。

本来、akippaでは駐車を目的とした利用のみに限っているが、今回の提携によりakippaは駐車以外の目的での利用可否をオーナーに確認。許可を得た上で、パーキング直売所として駐車場を利用し、これらの課題解決に取り組む。

野菜の購入はwebでの予約・決済となる。まず、YACYBERのWebサイトでパーキング直売所を検索し、気に入った農作物を購入。web決済するとともに引取時間を予約する。現地では予約した農作物のほか、追加購入も可能。また通りがかりの人が購入することもできる。パーキング直売所では、予約した日時・場所に野菜を取りに行くため、スーパーマーケットなどの混雑が予想される場所に行く必要がなく、三密を避けることができる。

一方、野菜生産者はYACYBER storeのWebサイトで農産物を登録。事前に購入・決済されている農産物やほかに売りたいものをパーキング直売所に陳列。販売所が増えることでより多くの利用者に新鮮な野菜を届けることができ、フードロス削減も期待できる。

《纐纈敏也@DAYS》

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