VW ゴルフ 新型に最強ディーゼル、「GTD」…バーチャルモーターショーで発表

ゴルフGTDの歴史は1982年に始まる

「ツインドージング」技術で排ガスをクリーンに

最大出力200ps の2.0ターボディーゼル

内外装は新型ゴルフGTIと共通イメージ

フォルクスワーゲン・ゴルフ GTD 新型
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フォルクスワーゲンは、現在開催中のバーチャルモーターショーにおいて、新型『ゴルフ GTD』(Volkswagen Golf GTD)を発表した。

バーチャルモーターショーは、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大の影響により、3月に予定されていたジュネーブモーターショー2020が中止されたことを受けての対応だ。ジュネーブモーターショー2020のフォルクスワーゲンブランドのブースを、3Dでリアルに再現している。

ユーザーは4月17日までの2週間、自宅から24時間、フォルクスワーゲンブランドのすべての新しいモデルを体験できる。360度ツアーは、ユーザーがショーに没頭できるインタラクティブなデジタル体験を作り出す。 ブースを散歩したり、全方位から車両を眺めたり、使いやすい機能を利用して、ボディカラーやホイールのデザインを変更することもできる

ゴルフGTDの歴史は1982年に始まる

新型ゴルフGTDは、新型『ゴルフ』のディーゼルエンジン搭載の高性能グレード。初代ゴルフGTDは1982に発表され、フォルクスワーゲンは、コンパクトクラスのスポーティモデルに、新たな興奮をもたらしたという。フォルクスワーゲン・ゴルフ GTD 新型

新型ゴルフGTDには、これまでにゴルフに搭載されたディーゼルエンジンの中で、最もクリーンなターボディーゼル「TDI」エンジンを積む。フォルクスワーゲンによると、このエンジンは、世界で最もクリーンなエンジンのひとつになるという。

「ツインドージング」技術で排ガスをクリーンに

フォルクスワーゲンが、「ツインドージング」と呼ぶ2 つのSCR 触媒コンバーターを採用した、新しいTDIエンジンを搭載する。

ツインドージングでは、「Adblue」を直列に配置した2つのSCR触媒コンバーターの上流から注入する。Adblueは、排ガス中に含まれる窒素酸化物(NOx)を、水と窒素に分解する還元剤の役割を担うアンモニアを含んだ尿素水だ。

ツインドージングを行うには、車両に2つ目のSCR触媒コンバーターを装着することが必要になる。第2の触媒コンバーターの上流の排気温度は、エンジンまでの距離が長いため、およそ100度低くなる。これにより、排気ガスの後処理能力が拡大する。フォルクスワーゲンによると、排気ガス温度がおよそ500度に達するエンジン付近でも、システムは非常に高い変換率を達成できるという。さらに、SCRシステムの下流のブロッキング触媒コンバーターが、過剰なアンモニアスリップを防止する。フォルクスワーゲン・ゴルフ GTD 新型

このツインドージングプロセスは、ディーゼルエンジンの欠点を補う。ディーゼル燃料はエネルギー密度が高く、燃焼プロセスがより効率的なため、最新のディーゼルエンジンはガソリンエンジンよりもCO2排出量が少ない。ただし、燃料の燃焼には空気が使われるため、ディーゼルエンジンにも特別な要件が適用される。空気の主成分は窒素であり、燃焼中に酸素と反応し、窒素酸化物を生成する。

アンモニアは、ディーゼルエンジンで生成される窒素酸化物を減らすために必要だ。そこでAdBlueを、SCR触媒コンバーターの上流の排気ガスに注入する。溶液は蒸発し、還元剤が分解され、蒸気と結合してアンモニアが生成される。SCR触媒コンバーターでは、アンモニアが窒素酸化物と反応して、無害な水と窒素に分解される。

現行の排ガス処理システムでは、ターボチャージャー、ディーゼル酸化触媒コンバーター、サイレンサーパイプの間に、SCR触媒が配置されている。SCRコーティングは、ディーゼルパティキュレートフィルター(DPF)に使用されており、コールドスタート後でも、適切な排気ガス温度に迅速に到達する。フォルクスワーゲンによると、変換率が90%を超える理想的な温度は、220~350度になるという。

ツインドージングシステムのおかげで、排気ガス温度が350度を超えても、変換率が下がることはないという。 350度レベルの温度は、たとえば、高速道路での長時間走行、エンジンを高回転まで回しての長時間走行、フル積載のトレーラーをけん引して上り坂を走行する時などに到達する。

フォルクスワーゲンによると、新ディーゼルは、窒素酸化物(NOx)排出量を大幅に削減し、燃費やCO2排出量も改善すると同時に、エンジンのレスポンスも向上しているという。フォルクスワーゲン・ゴルフ GTD 新型

最大出力200ps の2.0ターボディーゼル

新型ゴルフGTDに搭載される直噴2.0リットル直列4気筒ターボディーゼル「TDI」エンジンは、最大出力200ps、最大トルク40.8kgmを発生する。フォルクスワーゲンによると、TDI エンジンを搭載した史上最もパワフルなゴルフになるという。

トランスミッションは、7速DSGが標準だ。DSG 搭載車は、シフトバイワイヤーで制御されており、DSG シフトレバーも専用デザインとした。駆動方式はFFで、電子ディファレンシャルロックの「XDS」が装備されている。

内外装は新型ゴルフGTIと共通イメージ

新型には、ハニカムグリルを備えたフロントバンパーを採用する。フロントエンドには、ボンネットの先端に細いラインが配置されおり、カラーはシルバーとした。オプションで、LED ヘッドライトとの組み合わせによる照明付きラジエーターグリルストリップが選択できる。また、オプションのフォグランプは、バンパーグリルに組み込まれ、X字型に光る。リアは、左側にデュアルテールパイプが配置される。フォルクスワーゲン・ゴルフ GTD 新型

インテリアには、3本のシルバーのダブルスポークとエンボスでヴォルフスブルクのエンブレムを象ったスポーツステアリングホイールを装備する。ゴルフボールの形を模したブラックのシフトレバー、タータンチェック柄のシート地とブラックのサイドボルスターを備えたスポーツシートも採用されている。

また、フルデジタルコックピットも採用される。この「イノビジョンコクピット」は、10.25インチのデジタルコックピットの最上位バージョンと、10 インチのナビゲーションシステムを組み合わせたものだ。2 つのスクリーンを視覚的および機能的に統合することにより、新しく一貫したデジタルアーキテクチャーを生み出している。

ペットのリアルを伝えるメディア『REANIMAL』

《森脇稔》

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