東武のSL列車、GWまで運休…イベント自粛や減便も相次ぐ 私鉄・公営交通の新型コロナウイルス対策

GWまでの運休が決まった東武の『SL大樹』。
  • GWまでの運休が決まった東武の『SL大樹』。
  • 秩父鉄道熊谷駅の構内。同鉄道は4月13日から減便に入る。

新型コロナウイルスの感染拡大や緊急事態宣言の発出を受けて、私鉄各社や公営交通でも減便やイベント中止など、自粛の動きが広がっている。

東武鉄道(東武)は、東武鬼怒川線のSL列車『SL大樹』を4月11日から5月5日までの延べ11日間運休するほか、東武宇都宮線では車内の換気対策として、4月11日から当面の間、ボタン開閉による半自動ドア扱いを自動開閉とする。

一方、埼玉県の秩父鉄道では4月13日から当面の間、減便を行なうとしており、土休日も平日ダイヤを基本に運行。始発列車の繰下げや最終列車の繰上げ、急行や西武線直通列車の全面運休を行なう。

私鉄の減便は千葉県の銚子電気鉄道でも4月11日から実施され、当面の間、6~11時の上下各5本、17~19時の上下各2本が運休となる。

また、公営交通では、熊本市交通局が運行する熊本市電で4月15日から当面の間、平日に限り、深夜帯の3本を運休。代わりに混雑する朝通勤時に3本を増発する。

このほか、相模鉄道(相鉄)では4月10日から当面の間、駅の待合室を閉鎖。名古屋鉄道(名鉄)は「名鉄でんしゃまつり」、阪急電鉄(阪急)は「春の阪急レールウェイフェスティバル」の中止を発表している。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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