ロシアの新興高級車ブランド「Aurus」(アウラス)初のクロスオーバーSUVとなる『Komandant』(コマンダント)市販型プロトタイプを、カメラが捉えた。 ロシア語で「指揮官」を表すコマンダントは、国家的威信をかけ、「コーテージ」(儀式の行列)プロジェクトとして開発。プーチン大統領の次期専用車とも噂されている。 厳冬のスウェーデン北部で捉えたプロトタイプは、ロールスロイスのクロスオーバーSUV『カリナン』を彷彿させるグリルとLEDヘッドライトが見てとれる。テールライトやCピラーなどはまだ開発途中のようだ。また、後部車室ドアは、カリナンがリアヒンジの観音開きなのに対し、一般的なフロントヒンジドアとなっている。 ダッシュボードは、ベースとなる高級サルーン『セナート』と似た最先端のデジタルクラスタ、インフォテイメントシステムなどを装備、コンポーネンツを共有しているようだ。 パワートレインは、4.4リットルV型8気筒エンジンを搭載。最高出力598ps、最大トルク880Nmを発揮するハイブリッドで、9速ATトランスミッションと組み合わされ、全輪駆動システムと連動するという。 市販型のワールドプレミアは2021年内、2022年から生産開始と予想される。 新型車を最速スクープ『Spyder7』をチェック!