2019年の免許返納が過去最多 高齢ドライバー事故の社会問題化で

警察庁がまとめた運転免許統計によると2019年に運転免許証を返納したのは前年比42.7%増の60万1022件となり、制度開始以来、過去最多だった(2020年3月24日発表)。

このうち、75歳以上が35万0428人だった。高齢ドライバーによる悲惨な交通事故が相次ぎ、免許を返納する動きが加速した。免許返納の増加に伴ってバスやタクシー利用で運賃割引サービスを受けることができる運転経歴証明書の交付件数は同44.7%増の51万9188件と大幅に増えた。認知機能検査を受けた人は200万5768人で、高齢者講習受講者数が318万2020人だった。

2019年末の運転免許の保有者数は8215万8428人で、前年と比べて15万6496人減った。免許保有者数が減少したのは1969年以来、50年ぶり。

高齢者の免許返納や少子化で免許保有人数が減った。男女別では男性が4477万8696人、女性が3737万9732人で、男性は減ったが女性は小幅ながら増えた。

高齢者の交通事故が大きな社会問題となっているが、年齢層別で70歳以上の免許保有者は1195万3118人いる。このうち、80歳以上は228万5660人。

バス・タクシーのドライバーが不足している中、免許の種類別では二種免許が174万95752人で、前年比3.2%減となった。男性が同3.4%減だったのに対して女性が同2.0%増だった。

2019年に新規で運転免許証を交付した件数は同0.7%減の117万6570件だった。

また、運転免許の取り消しは4万0031件、免許の停止が21万1331件で、ともに前年より減少した。

《レスポンス編集部》

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