ポルシェ独工場とロールスロイス英工場、2週間休止へ…新型コロナウイルス

ドイツ、エルディングの郵便局(3月18日)
  • ドイツ、エルディングの郵便局(3月18日)
  • ポルシェのドイツ・ツッフェンハウゼン本社工場
  • ロールスロイスの英国工場
  • 英ロンドン、バッキンガム宮殿の衛兵交代(3月18日)

ポルシェ、ドイツ工場を2週間休止へ

ポルシェ(Porsche)は3月18日、ドイツ・ツッフェンハウゼン本社工場とライプツィヒ工場を、3月21日から2週間休止すると発表した。

ポルシェはこのステップを踏むことにより、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大の防止と、関係当局によって実施された対策に対応していく。

ポルシェによると、新型コロナウイルスの影響により、グローバルサプライチェーンにボトルネックが起き、正常な生産ができない状態にあるという。同時に、ポルシェは、新車需要の減少に備えて、財務力を確保していく。

このような状況を考慮し、ポルシェは企業としての社会的責任を果たし、生産を一時停止する。生産再開に関しては、今後の動向を注視しながら決定する。

工場の休止に加えて、ポルシェは多くの対策を決定した。たとえば、従業員の出張を禁止する。また、モバイルワークが導入され、会議はテレビまたは電話のみで行われる。

ロールスロイス、英工場の生産を2週間停止へ

ロールスロイスモーターカーズ(Rolls-Royce Motor Cars)は3月18日、英国工場での生産を3月23日から2週間停止すると発表した。

今回の発表は、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染が、英国をはじめ、欧州全域で拡大していることを受けてのものだ。従業員の健康を確保するために、工場では一時停止に続いて、当初から計画されていた2週間のメンテナンス休止が行われる。

なお、工場の休止中も、日常業務は、グッドウッド本社の従業員や在宅勤務の従業員によって行われる。本社では、他の従業員との距離を置く対策が導入されている。

なお、この前例のない行動は、英国政府が新型コロナウイルスの感染拡大に取り組むための追加措置を発表したことへの対応、としている。

《森脇稔》

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