フェラーリ、イタリア工場の生産を一時停止…新型コロナウイルスに対応

イタリア、ミラノ市街(3月12日)
  • イタリア、ミラノ市街(3月12日)
  • フェラーリF8トリブート(参考画像)

フェラーリ(Ferrari)は3月14日、イタリアのマラネッロとモデナの両工場での生産を、同日から3月27日まで一時停止することを決定した、と発表した。

今回の決定は、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染が、とくにイタリア国内で拡大していることへの対応だ。イタリア政府は3月11日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、緊急の追加対策を発表した。

フェラーリは、イタリア政府の発表に従い、いくつかの厳格な予防措置を講じてきた。今回、これをさらに進め、マラネッロとモデナの両工場での生産を、3月27日まで一時停止することを決定した。

フェラーリによると、従業員の健康を第一に考えながら、これまで生産を継続してきたが、サプライチェーンが深刻な問題に直面したことも、生産の継続が不可能になった理由という。

この決定は、従業員の幸せのために行われるもので、非製造部門の従業員は、在宅勤務で対応する。なお、F1などのモータースポーツ活動を統括するスクーデリアフェラーリも、製造などの業務活動を停止している。

《森脇稔》

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