鉄道、バス、映画、食事などが一体化したサブスクサービス…日本初、東急グループが3月1日から実証実験

「東急線・東急バス サブスクパス」は東急の鉄道・バスの利用が軸となる。写真は東横線の5000系。
  • 「東急線・東急バス サブスクパス」は東急の鉄道・バスの利用が軸となる。写真は東横線の5000系。
  • 東急の鉄道・バスの利用と、「109シネマズ」の映画鑑賞、「しぶそば」の食事が組み合わされた「東急線・東急バス サブスクパス」。有効期間は1か月。

東急グループは1月15日、「東急線・東急バス サブスクパス」の実証実験を3月1日から開始すると発表した。

これは、東急グループが提供する交通(鉄道・バス)や映画、食事のサービスなどが一体となった定額制サブスクリプション(サブスク)サービスを提供するチケット。

東急の鉄道とバスが1か月間乗り降り自由となる「東急線・東急バス 一日乗り放題パス」を基本に、「109シネマズ」5施設で上映する映画の観放題パス、東急線駅構内のそば店「しぶそば」のそば(かけそば、もりそば)を1日1回食べることができる定額パス、専用電動自転車や駐輪場スペースの貸与サービスのいずれかひとつ以上を組み合わせて利用する。

物ではなく、一定期間の利用権を購入するサブスクリプションサービスは、アプリケーションや音楽配信、自動車などの分野で急速に普及しつつあるが、鉄道を軸とするグループ会社が提供する生活関連サービスを一体化させたものとしては、この「東急線・東急バス サブスクパス」が初の試みとなる。

申込みは東急が運営するウェブサイト「SALUS ONLINE MARKET」で枚数限定で先着順に受け付ける。申込み期間は1月16日~2月9日、2月10日~3月8日、3月9日~4月12日の3期に分かれており、有効期間はそれぞれ3月1~31日、4月1~30日、5月1~31日。

それぞれの発売額は申込み期間や組み合わせるサービスによって異なるが、1月16日からの申込み分が2万3500円~3万3500円、2月10日からの申込み分が1万8000円~3万6500円。専用電動自転車と駐輪場の貸与サービスは2月10日からの申込み分で組み合わせることができる。

ちなみに、「東急線・東急バス 一日乗り放題パス」の発売額が1000円(大人用)、「109シネマズ」での映画鑑賞料金が1900円、「しぶそば」のそば(かけそば、もりそば)の価格が320円で、トータルすると1日あたり合計3220円となるが、これらをすべて30日間毎日利用したとして、このサブスクサービスでは1日あたり3分の1程度の価格で提供されることになる。

東急ではこの試みを「高齢化に伴い外出機会の減少が見込まれるなか、交通・不動産・生活サービス事業を展開する東急グループの総合力を活かし、交通手段と生活サービスをセットにすることで、お客さまの回遊性・利便性を高め、沿線価値のさらなる向上を目的としています」としており、今回の実証実験では購入者層のニーズや利用動向を調査。将来的にはあらゆるサービスの連携を念頭に置いた「デジタル基盤での複合的なプラットフォームサービスの本格導入」を検討していくという。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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