
「こうした盛り上がりは、超激安などをうたう輸入アジアタイヤ販売店が国内の安全基準を満たしていないホイールを販売したということで警察に検挙された事例や、ホイールが割れるというケースが目立ちはじめ、バイヤーたちがいまアルミホイールの脆弱さを思い知らされているという背景もある」と担当者はいう。

「ひとつは新たな市場を開拓していくこと。その手がかりはつかんでいるのでもっと加速させていきたい。もうひとつは、国内に流通するアルミホイールすべての安全性を高めるという使命」
同社は2つ目のビジョンにむけて「アルミホイールの安全性を底上げすべく、競合他社やそれに準ずる企業のホイールを、これからはOEMで受注し企画・設計・開発していく」という。担当者は最後にこう話していた。
「ホイール業界は、開発部門を持たないメーカーも多く、もういよいよ立ち行かないという企業も少なくない。そこをマルカサービスがポータル的な立ち位置で、企画・設計・開発・製造までを一緒に手がけていこうと」

ホイールメーカーとして新たな立ち位置を模索して加速を続けるマルカサービス、要注目だ。