ピーチが成田~石垣に就航、イベントを開催 バニラからの路線引き継ぎを完了

バニラエアから路線を引き継ぎ、ピーチとして初めて成田-石垣線に就航した
  • バニラエアから路線を引き継ぎ、ピーチとして初めて成田-石垣線に就航した
  • 搭乗口に用意された石垣産のパインジュース
  • 客室乗務員が一人ひとりにジュースを振る舞った
  • 森副社長もエプロンをかけて自ら乗客にジュースを配った
  • 就航イベントで挨拶するピーチの森健明副社長
  • 搭乗時間まで乗客は客室乗務員と記念写真
  • 搭乗口では乗客と、森副社長、客室乗務員がビッグハンドでハイタッチ
  • 石垣行きのMM533便に乗り込む乗客

エアラインのピーチ・アビエーションは12月26日、成田~石垣路線を開設。それを記念して同日、成田空港第3ターミナルの搭乗口において記念イベントを実施した。

成田~石垣線は、11月1日に統合を完了したバニラエアから引き継いだ路線だ。9月末まではバニラエアが運行していた。

記念イベントが行われた搭乗口付近は沖縄の民謡が流れる。搭乗客が続々と搭乗口に集まると、石垣島から取り寄せたというパインジュースを、ピーチの森健明副社長や客室乗務員が搭乗者一人ひとりにふるまい、石垣島の魅力をアピールした。この日のフライトはほぼ満席の176席(幼児なし)が利用。客室乗務員との記念写真を撮るなど、短い時間ながら和やかな雰囲気で過ごした。

搭乗開始時には、バニラエアでお馴染みだったビッグハンドを“ピーチカラー”のピンク色にして、森副社長や客室乗務員が乗客を見送った。この日、搭乗者にはフライト便名を刺繍したオリジナルタグやステッカーなどがプレゼントされた。石垣行きMM533便は午後2時49分、ターミナルを離れて出発。同便は午後7時少し前に新石垣空港に着陸し、乗客はピンクのレイを持った客室乗務員に迎えられ、南国に到着した気分をいち早く味わったという。

成田でのイベントで挨拶に立った森副社長は、「本日の搭乗は満席のお客様を迎え、改めて石垣島が改めて魅力的であることを実感した。バニラとの統合を終えたことで、ピーチは年間旅客輸送量で国内第3位、国内LCCではナンバーワンとなった。新たに加わったバニラエアの社員と共に今後も頑張っていく」と述べた。

成田~石垣線はバニラエアが2018年7月1日に開設した路線で、その後、ピーチとの統合により今年の9月末に一旦、運行を終了(予定では30日だったが台風の影響で欠航し、29日が最終便となった)。バニラとしては1年2か月の短い期間での就航だった。それだけにピーチとして石垣への就航に対する思い入れは強かったようだ。

森副社長は「本日就航した関西~奄美路線も含め、バニラエアからの路線移管はすべて終了した。一区切りがついち。今後も成田空港を発着する路線を国内線中心に拡大させ、できるだけ多くの就航地を準備していきたい」と述べ、国内線の充実により首都圏でのLCC需要の取り込みを図っていく考えを明らかにした。

就航した成田~石垣路線の運航スケジュールは、石垣行きMM533便が成田を午後2時40分に出発して午後6時40分に石垣着。成田行きMM534便は午後5時45分に石垣を出発して午後8時35分に成田到着。機材はエアバスA320型機(1クラス180席)を使用する。

《会田肇》

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