トヨタグループのソフトウエア開発会社 TRI-AD、日本橋の新オフィスを本格稼働

トヨタ・リサーチ・インスティテュート・アドバンスト・デベロップメント(TRI-AD)は12月17日、今年7月に移転した東京・日本橋の新オフィス全エリアを本格稼働すると発表した。

TRI-ADは、自動運転技術の先行開発分野での技術開発促進を目的に、トヨタ自動車、アイシン精機、デンソーの共同出資により2018年3月に設立したソフトウェア会社。新オフィスでは、オフィススペースだけでなく、教育の場である「Dojo(道場)」、健康的な食事を提供するダイニングスペース、心身ともにリフレッシュできるスペースなど、エンジニアのパフォーマンスを最大限に引き出す環境を整え、さらなるイノベーションを目指す。また、日本橋というロケーションを活かし、地域の人々、最先端の技術開発に取り組む世界中のスタートアップ企業、ITやAIに関心を持つ次世代との繋がりをさらに強めていく。

新オフィスは、「AI PALETTE」をメインコンセプトとして設計。「AI」は人工知能・愛を意味し、最先端でありながら人を中心としていることを、「PALETTE」は多様な社員が共存していることを示している。「Inspiration(多彩なインスピレーションを創出する)」、「High Productivity(高い生産性を実現する)」、「Happy Work(幸せに活き活きと仕事をする)」を3つの柱とし、「Hello New Office Workshop」を定期的に開催し、そこで出た社員のアイデアを多数取り入れた場作りをしており、今後も、より快適なオフィス環境を社員とともに作りあげていく。

新たにオープンしたエントランスに流れる川は、車の製造過程で出たガラスの廃材からつくったもの。社員の結束を象徴する1000個のカンパニーロゴを組み合わせたアートウォールを横に橋を渡ると、30メートルの巨大スクリーンと3Dサウンドが来場客を迎える。

日本橋の路地を模した会議エリアは、暖簾をくぐることで会議に集中する気持ちを整える。また、路地の奥にはPITと呼ばれる会議の前後に気軽に話せる場があり、議論を深め生産性を高める。和室会議室など、会議室は全て異なる仕様になっており、多様な会議室から目的に合わせて選ぶことができる。

眺めの良い景色と人工芝に囲まれたプラザでは、仕事から離れてハンモックやクッションにもたれながら考えることで、仕事に活かせる発想を得ることができる。さらに、マッサージチェアなどに座ってリラックスすることで、フレッシュなアイデアを生み出すことができるリチャージルームを用意する。

フードストリートでは、ベジタリアンフードや丼ものなど個性的な4つのレストランとベーカリーがヘルシーでおいしい食事を提供。そのほか、卓球台になるテーブルを2台備えるダイニングアベニューや、カフェ&ラウンジで、社内外の人との交流を深めることができる。

TRI-ADでは、シリコンバレーのイノベーションと精緻な日本のものづくりを繋ぎ、安全なモビリティ社会の実現をめざすとともに、日本橋という立地を生かし、人やテクノロジー、カルチャーの「架け橋」になることを目指している。その活動の一環として、社内に「Dojo(道場)」を開設。目まぐるしく変化する環境においても、常に必要とされるマインドセットとスキルを身につけられるプログラムを用意するとともに、今後社外にも公開していく予定だ。

また、2020年1月18日、19日には、18歳以下の中高生を対象とした競技会形式の産学連携AI教育プロジェクト「U-18シンギュラリティバトルクエスト」に協賛し、同競技会の決勝戦を同社で実施。基礎的なAIの開発体験を通してAIをより身近に感じてもらいながら、近未来の担い手である中高生の「AIリテラシー」の向上と「AIアスリート」の育成を支援していく。

《纐纈敏也@DAYS》

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