アキュラ初のSUV、レストアして最新4WD+VTECターボ搭載…スーパーハンドリング仕様に

見た目はいすゞビッグホーンそのもの

NSXの4WDテクノロジーを搭載

350hpの2.0VTECターボ+10速ATに交換

難航したパワートレインの移植作業

アキュラ・スーパーハンドリング SLX
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ホンダの海外向け高級車ブランド、アキュラは12月7日、米国で開幕した自動車ショー「RADwood」において、ブランド初のSUVの『SLX』の1997年モデルをフルレストアし、最新の「SH-AWD」を組み込んだ『スーパーハンドリングSLX』を初公開した。

アキュラSLXは、ブランド初のSUVとして、1996年に米国で発売された。これは、当時のホンダといすゞの提携の成果だ。いすゞはSUVの『ビッグホーン』をホンダにOEM供給し、ホンダは『ホライゾン』の名前で、日本国内で販売した。米国では、いすゞビッグホーンが、アキュラブランドにOEM供給され、1996~1999年モデルの間、SLXとして限定販売された。

SLXにより、アキュラは米国の高級SUV市場において、初期の基盤を確立することができたという。SLXは1999年モデルをもって販売を終了した。その後、アキュラは自社開発したブランド初のSUV、 『MDX』を2000年秋に発表している。

アキュラは今回、米国では4年間で合計6590台が販売されたに過ぎない希少車のSLXの1997年モデルをフルレストア。最新のSH-AWDを組み込んだスーパーハンドリングSLXを初公開した。

見た目はいすゞビッグホーンそのもの

アキュラSLXは、スクエアなボディなど、見た目はいすゞビッグホーンそのものだ。今回、フルレストアにあたって、オリジナルのツートーン塗装は、パフォーマンスレッドパールとシャンパンシルバーを使用して再現された。オリジナルホイールとタイヤは、ヨコハマ「ジオランダーA / T」タイヤと17インチの「Fifteen52」ターマックホイールに交換されている。

リアには、オリジナルのビニールカバーに代えて、ボディ同色のハードシェルスペアタイヤカバーを装着した。テールゲートには、SH-AWDのエンブレムが添えられる。インテリアには、ミラノレザーのシートを採用するなど、アキュラブランドらしいラグジュアリー性を表現した。ドアトリムとダッシュボードには、グレーのウッドパネルが配される。

NSXの4WDテクノロジーを搭載

今回のフルレストアのハイライトが、SH-AWDの採用だ。SH-AWDは、アキュラ『NSX』や『RLX』(日本名:ホンダ『レジェンド』に相当)などのアキュラ車に採用されている最新の4WDテクノロジー。コーナリング時、曲がろうとする方向の外側の後輪に力を多くかけ、車両自身に旋回力を起こさせることによって、コーナリング性能を向上させる。思い描いた進路に極めて忠実に、高い安定感と一体感を持って曲がれるオン・ザ・レール感覚を実現しているという。

さらに、最新バージョンでは、車両を曲げながら、より強く押し出す制御も採用した。これにより、ワインディングロードでの走行や追い越し加速時などでの瞬発性、操舵のレスポンスとナチュラルさを、いっそう追求している。

350hpの2.0VTECターボ+10速ATに交換

パワートレインも、フルレストアにあたって変更された。オリジナルのSLXには、3.2リットルV型6気筒ガソリンエンジンを搭載し、4速ATを組み合わせていた。

今回は、アキュラの最新テクノロジーとして、2.0リットル直列4気筒ガソリン「VTECターボ」に変更した。このエンジンは、レース向けのチューニングを受けており、最大出力は350hpを獲得する。トランスミッションは、10速ATに交換されている。

難航したパワートレインの移植作業

オハイオ州に本拠を置くレストアチームは、SLXのボディとフレームを分離し、パワートレインが交換できるかをどうか、検討した。縦置きの3.2リットルV6を取り外して、SUVのフレームレールの間に、横置きエンジンを搭載することが、最大の課題だったという。

その後、2.0リットルターボエンジン、10速AT、最新世代のSH-AWDを移植した。『RDX』用のドライブシャフトが、そのまま使用された。新設計のフロントとリアサブフレームは、オリジナルのボックスラダーフレームに溶接された。SLXのリアアクスルは、RDX用のマルチリンク独立リアサスペンションに置き換えられている。

《森脇稔》

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