顔認証でゲートを開閉…大阪メトロがチケットレス改札機の実証実験 12月10日から

チケットレス改札を可能にする次世代改札機のイメージ。QRコードリーダー付き(左)と顔認証用カメラ付き(右)の2種類が設置されるが、4駅に設置される実験用改札機は異なるメーカーのものとし、利便性やデザインが比較検討されるという。
  • チケットレス改札を可能にする次世代改札機のイメージ。QRコードリーダー付き(左)と顔認証用カメラ付き(右)の2種類が設置されるが、4駅に設置される実験用改札機は異なるメーカーのものとし、利便性やデザインが比較検討されるという。
  • チケットレス改札のシステム概要。撮影された顔画像から特徴点が抽出され、それをサーバーへ送信することで事前登録されたデータを照合する。

大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)は11月25日、チケットレス改札機の実証実験を12月10日から開始すると発表した。

これは、改札機に取り付けられたカメラにより撮影された顔部分の写真と、事前登録された顔写真のデータと照合。承認されれば改札ゲートが開閉するというもので、QRコードリーダーの読み取りによる方式も試される。

実施駅は長堀鶴見緑地線ドーム前千代崎駅(大阪市西区)、中央線森ノ宮駅(大阪市中央区)、堺筋線動物園前駅(大阪市西成区)、御堂筋線大国町駅(大阪市浪速区)で、実験用改札機が別に設置される。

この実証実験は、Osaka Metroの社員を対象に2020年9月30日まで行なわれる予定で、2024年度には全駅での導入を目指すとしている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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