欧州カーオブザイヤー主催団体は、「欧州カーオブザイヤー2020」(Car of The year 2020)のノミネート35車種を発表した。 欧州カーオブザイヤーは、今年で33回を数える。欧州の20か国以上、約60名のジャーナリストが、欧州市場で発売された新型車の中から、ベストな1台を選出する。 ◆日本メーカー車は8車種 欧州カーオブザイヤー2020のノミネート35車種は以下の通り。 ●アウディe-tron ●BMW 1シリーズ ●BMW Z4 ●BMW X6 ●BMW X7 ●DS3クロスバック ●フェラーリF8トリブート ●フォード・プーマ ●キアeソウル ●マツダ3 ●マツダCX-30 ●メルセデスベンツCLA ●メルセデスベンツEQC ●メルセデスベンツGLB ●メルセデスベンツGLS ●日産ジューク ●オペル・コルサ ●プジョー208 ●ポルシェ911 ●ポルシェ・タイカン ●レンジローバー・イヴォーク ●ルノー・キャプチャー ●ルノー・クリオ(ルーテシアに相当) ●ルノー・ゾエ ●シュコダ・カミック ●シュコダ・スカーラ ●サンヨン・コランド ●スバル・フォレスター ●テスラ・モデル3 ●トヨタ・カムリ ●トヨタ・カローラ ●トヨタRAV4 ●トヨタ・スープラ ●フォルクスワーゲン・ゴルフ ●フォルクスワーゲンTクロス 日本メーカー車では、トヨタから新型『カムリ』、新型『カローラ』、新型『RAV4』、新型『スープラ』の4車種、マツダから新型『マツダ3』と『CX-30』の2車種がノミネート。日産は『ジューク』新型、スバルは『フォレスター』新型が、ノミネートされている。 ◆ドイツ車はメルセデスベンツとBMWが最多 ドイツ勢では、メルセデスベンツとBMWが、最多となるそれぞれ4車種をノミネート。メルセデスベンツは新型『CLA』、ブランド初のEVの『EQC』、コンパクトSUVの『GLB』、フルサイズSUVの新型『GLS』が、BMWは新型『1シリーズ』、新型『Z4』、新型『X6』、フルサイズSUVの『X7』がノミネートされた。 また、ポルシェは新型『911』と初のEVスポーツカーの『タイカン』がノミネート。フォルクスワーゲンは、10月24日にワールドプレミアされる予定の新型『ゴルフ』とコンパクトクロスオーバー車の『Tクロス』がノミネートされた。アウディはブランド初のEVで、電動SUVの『e-tron』がノミネートされている。 ◆ルノーは3車種がノミネート フランスからは、ルノーが3車種を送り込んだ。日本でも、東京モーターショー2019発表されたばかりの新型『クリオ』(日本名:『ルーテシア』に相当)、クロスオーバー車の『キャプチャー』新型、コンパクトEVの『ゾエ』新型だ。プジョーからは新型『208』、高級ブランドのDSからは、『DS3クロスバック』がノミネートされている。 その他の欧州メーカー車では、フェラーリ『488 GTB』後継スーパーカーの『F8トリブート』、ランドローバーの『レンジローバー イヴォーク』がノミネートされている。また、米国からは、テスラのコンパクトEVセダンの『モデル3』が、リストに名前を連ねている。 ◆前回はジャガーのEV『I-PACE』に栄冠 欧州カーオブザイヤーは前回、最終選考でジャガー『I-PACE』とアルピーヌ『A110』が、250点で並ぶという激戦に。そのため、最高評価の満点をつけた審査員の人数(ジャガーI-PACEが18名、アルピーヌA110が16名)により、ジャガーI-PACEが欧州カーオブザイヤー2019に選出されている。 なお、欧州カーオブザイヤー2020は2020年3月、スイスで開催されるジュネーブモーターショー2020で発表される予定だ。