JR北海道は10月17日、9月に引退した「クリスタルエクスプレス」や、JR北海道唯一のリゾート型車両となっている「ノースレインボーエクスプレス」の後継となる新型特急型気動車「キハ261系5000番代」の詳細を発表した。
現行のキハ261系1000番代をベースに5両編成2本が新造され、それぞれの編成には北海道の代表的な花である「はまなす」と「ラベンダー」をイメージした塗色が施される。
通常は札幌~稚内間の特急『宗谷』などに運用されるが、観光列車としての使用も念頭に多目的な仕様とするため、5両編成のうち1号車にはイベントに利用できるフリースペースや販売カウンター、多目的室兼個室が設置される。
一般の客室は2~5号車で、座席は2+2配置。WiFiや電源コンセント、インアームテーブル、荷物置き場、車椅子スペースが設置される。
「はまなす」色の編成は2020年10月頃、「ラベンダー」色の編成は2021年4月頃に登場する予定で、札幌~富良野間の臨時特急『フラノラベンダーエクスプレス』や修学旅行用の臨時列車、団体臨時列車などにも運用されるという。