JR北海道に観光列車タイプの特急型…5両編成のキハ261系5000番代 2020年10月頃にデビュー

「はまなす」色の編成。車体は現行のキハ261系1000番代に準じたもの。「はまなす」色が先に登場する予定。
  • 「はまなす」色の編成。車体は現行のキハ261系1000番代に準じたもの。「はまなす」色が先に登場する予定。
  • 「ラベンダー」色の編成。車体は現行のキハ261系1000番代に準じたもの。「はまなす」色が先に登場する予定。
  • 定員26人の1号車。前部がフリースペースとなり、後部に販売カウンターと多目的室兼個室を設置。
  • 1号車フリースペースのイメージ。窓に向いたカウンター席と大型テーブルを備えたボックス席がある。
  • 1号車販売カウンターのイメージ。地域の特産品などを販売。
  • 1号車の多目的室兼個室のイメージ。定員は2人で、テーブルを挟んだ掘りごたつ式となる。
  • 2~5号車の客室イメージ。大型荷物置き場と車椅子スペースは2か所ずつ設置される。座席のテーブルは背面にも備える。

JR北海道は10月17日、9月に引退した「クリスタルエクスプレス」や、JR北海道唯一のリゾート型車両となっている「ノースレインボーエクスプレス」の後継となる新型特急型気動車「キハ261系5000番代」の詳細を発表した。

現行のキハ261系1000番代をベースに5両編成2本が新造され、それぞれの編成には北海道の代表的な花である「はまなす」と「ラベンダー」をイメージした塗色が施される。

通常は札幌~稚内間の特急『宗谷』などに運用されるが、観光列車としての使用も念頭に多目的な仕様とするため、5両編成のうち1号車にはイベントに利用できるフリースペースや販売カウンター、多目的室兼個室が設置される。

一般の客室は2~5号車で、座席は2+2配置。WiFiや電源コンセント、インアームテーブル、荷物置き場、車椅子スペースが設置される。

「はまなす」色の編成は2020年10月頃、「ラベンダー」色の編成は2021年4月頃に登場する予定で、札幌~富良野間の臨時特急『フラノラベンダーエクスプレス』や修学旅行用の臨時列車、団体臨時列車などにも運用されるという。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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