意外な天候下での予選は、少々意外な結果をもたらすことにもなった。今季優勝経験者5人のうち、まず前日トップタイムの#19 関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL/トヨタ)と目下シリーズランク2番手の#1 山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING/ホンダ)がQ1-A組でノックアウトされてしまう。#19 関口は予選総合14位、#1 山本は同16位という結果に。
Q2でも、現在シリーズリーダーの#37 N.キャシディ(VANTELIN TEAM TOM'S/トヨタ)がノックアウトされて予選10位。これで今季ウイナーが3人、Q3を前に消えた。また、優勝こそないがシリーズランク4番手につけている#18 小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG/トヨタ)も9位、ここで予選を終えている。
そんななかでポールポジションを獲得したのが、前戦もてぎ優勝者の#20 平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL/トヨタ)である。Q3では1分12秒700をマークし、6台が12秒台に入る接戦を制しての今季初ポール獲得。4戦目までまさかのノーポイントだった実力者、前戦でのSFキャリア初優勝で一気に流れをつかんだような印象である。