三菱自動車はSUV『パジェロ』の国内販売向け生産を2019年8月で終了する。パジェロは37年前の1982年4月に初代が登場、そして1991年1月に最初のフルモデルチェンジを受ける。1997年5月には、ワイドボディをブリスターフェンダーにするなど外観が大幅に変更された。
同時に、環境にも配慮した世界初のV6・GDIエンジンや、INVECS-IIオートマチックトランスミッションを搭載、国産クロスカントリー4WD車で初の運転席のSRSエアバッグシステムを搭載するなど、安全面も向上させた。
1998年2月には「パジェロエボリューション」が発売される。それまでの15年間のパリ・ダカールラリーで得た技術を集約し、ドライバーの意のままに走らせることができる基本性能と、走ることを楽しみながら長距離ドライブをこなせる快適性とを兼ね備えた。
[フォトヒストリー]
【初代】乗用車感覚で乗れる多目的4WD
【初代】バリエーションを拡大していく
【2代目】メカニズムの進化が続く
【3代目】新世代の世界基準を謳う
【4代目】地球基準のオールラウンドSUV
【ダカール】通算12回の総合優勝