国土交通省は4月18日、モニタリングシステム技術研究組合が新技術活用システムの活用方式「テーマ設定型(技術公募)」で「道路橋の塩害モニタリング技術」の性能評価項目、試験方法に対する意見を1カ月間募集すると発表した。
コンクリート中の塩分などの劣化要因の浸透状況、鋼材の腐食状況を把握する技術は複数開発されているものの、これらの技術は製品または技術ごとに異なる特徴を持っており、新技術活用システムに複数登録されている。
しかし、統一された評価項目で比較されておらず、現場状況に応じて最適な技術を選定するためには、試験方法、評価方法を設定した上で、同一条件の下で特徴や性能を比較表としてまとめる必要がある。
このため、新技術活用システムの活用方式「テーマ設定型(技術公募)」の実施に向けたプロセスの一環として、「道路橋の塩害モニタリング技術」の性能評価項目、試験方法に対する意見を募集し、その設定の参考とする。