ボルボカーズ、子ども向けライドシェア企業に出資…協業の可能性も視野に

子ども向けライドシェアリングサービスを手がける米国のズーム社の公式サイト
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ボルボカーズ(Volvo Cars)は2月28日、ベンチャーキャピタル投資部門のボルボカーズ・テックファンドを通じて、子ども向けのオンデマンド・ライドシェアリングサービスを手がける米国のズーム社に出資した、と発表した。

ズーム社は、カリフォルニア州に2015年に設立された。保護者や学校が、毎日の通学や放課後の行事、その他の活動のための交通手段として、厳選されたドライバーによる信頼できるサービスを提供している。また必要に応じて、乗車前または乗車後の子供の世話を頼むこともできる。

ドライバーは、厳格な3段階のプロセスで選ばれる。まず1段階目として、ドライバーになるには運転違反歴がなく、子どもの育児経験を証明する必要がある。次に2段階目として、ドライバーは運転の試験を受け、いくつかの身元調査を受ける必要がある。最後に3段階目として、ドライバーの車は、22項目の車両検査に合格する必要がある。

ズーム社は、最新のルーティングアルゴリズムと機械学習を活用。最も効率的なルートを作成し、ドライバーと車両を手配する。保護者と学校の両方で、モバイルアプリとオンラインダッシュボードを通じて、子どもの移動状況をリアルタイムで追跡できる。

ズーム社は現在数千人の認定ドライバーを擁しており、サンフランシスコ、ロサンゼルス、カリフォルニアの他の都市部においてサービスを提供している。ボルボカーズの出資により、ズーム社は米国の他の州へ事業を拡大し、技術開発の継続を目指す。

ズーム社がターゲットとしている顧客層は子どものいる家庭であり、ボルボカーズの顧客基盤とも多くの部分で重なるという。現時点では未定ながら、ボルボカーズはズーム社と協業の可能性を見出している。協力する可能性がある分野としては、ボルボカーズのプレミアムなサブスクリプションサービス、「Care by Volvo」の一部として提供するデジタルカスタマーサービスにズーム社を追加すること。また、ズーム社の車両に、ボルボ車を採用することなどが挙げられる、としている。

《森脇稔》

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